侵略戦争反対!大失業攻撃を打ち破ろう!
11・11
労働者集会開催
たたかう労働組合の全国ネットワークを
11月11日、たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう!小泉「聖域なき構造改革」路線と対決する11・11全国労働者総決起集会が3250名の結集をもって開催された。
最初に主催者を代表して動労千葉の君塚副委員長が開会あいさつを行った。君塚副委員長は「世界情勢はアメリカのバブル崩壊が進行し、資本主義体制が末期症状となっていく中で、『9・11事件』が発生した。ブッシュは『テロ弾劾・報復攻撃』を叫びアフガニスタンへ空爆を開始した。小泉政権は米・英軍の空爆を支持し、自衛隊法を改悪し軍隊としてこの戦争に参戦しようとしている。これを許さず国際反戦闘争に立ち上がろう。国鉄闘争は14年半が経ったが何ひとつ解決されていない。国鉄闘争の基本はまずその国家が行った不当労働行為に対しての謝罪、そして原職復帰である。JRは第二の分割・民営化攻撃というべき大合理化攻撃をかけてきている。JR東日本は安全輸送にとって一番重要な保守部門をJRから切り離し、労働者のほとんどは出向−転籍になる。失業率は5.3%を越えたと発表されたが実際はもっと多いはずだ。資本主義では労働者を養えなくなったということであり、小泉政権が掲げる『構造改革』は労働者を犠牲にし、大資本だけ残すことに他ならない。労働者の一致団結した大きな組織としての力が必要となっている。参加した皆さんが参加してよかった元気になったといわれる集会にしたい、今後も陣形拡大に協力を」とあいさつした。
各界からたたかいの決意
集会は、動労水戸の木村書記長、港合同の大野さんの司会で進められた。
連帯のあいさつは早稲田大学名誉教授の佐藤昭夫さん、沖縄から知花昌一さん、「司法改革」に反対する弁護団を代表して遠藤憲一さん、百万人署名運動から西山勲さん、部落解放同盟全国連の中田書記長がそれぞれの立場から労働者集会への連帯と米ブッシュ政権の侵略戦争と小泉政権の参戦を弾劾し、共に闘おうと訴えた。
続いて呼びかけ三組合からのあいさつを関生支部の錦戸副委員長、港合同の辻岡執行委員、動労千葉の田中委員長がおこなった。(内容は次号の日刊動労千葉に掲載します)
特別アピールは最初に北海道、九州、本州の国労闘争団が登壇し機動隊に守られた全国大会と「四党合意」の不当性を弾劾し、最後まで闘い勝利の展望を切り開くことを決意表明した。
沖縄行動団は20名全員が登壇し、「沖縄の問題は帝国主義の支配の問題、基地撤去にむけて沖縄の地から広く深く反戦のたたかいをつくりだす」とあいさつ。小泉「改革」の焦点となっている特殊法人労連の柳沢議長のメッセージが代読された。
広島からは広教組の仲間が10・21反戦闘争の報告と「教育改革」とのたたかいを報告し、侵略をやめさせよう、ヒロシマ、ナガサキを繰り返すなと訴えた。
カンパアピールに続いて決意表明を全金本山、全逓、自治労関西合同労組から受けた。
11・11アピールを動労千葉家族会の佐藤会長が読み上げ拍手で確認された。
閉会のあいさつは関西生コン支部の高副委員長が「今集会は戦時下に開催された集会だ。アメリカによる戦争は侵略戦争でありアフガン空爆に反対する。そして自衛隊の派兵にも断固反対する。『構造改革』は痛みを押し付ける改革だ。『構造改革』に反対を共通の認識にしよう。この集会の参加者は国労闘争団への不当労働行為を許さない。職場地域からネットワークを広げよう」とまとめた。
インターナショナル合唱、港合同の中村副委員長の団結ガンバローで集会を終了した。
集会後は日比谷公園から常磐橋公園までを呼びかけ三組合を先頭にデモ行進し、侵略戦争反対、日本の参戦阻止、たたかう労働組合の全国ネットワークへの結集を訴えてきた。
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