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乗務員勤務制度改悪粉砕!行路緩和と抜本的労働条件改善をかちとろう「乗務員勤務制度の見直し」及び「賃金制度改正」提案は、乗務員勤務制度を根本から解体し、極限的な労働強化と人員削減、特勤手当(乗務手当)全廃へ行きつくものだ。いま職場に必要なことは、こんな提案ではない。乗務員勤務制度の抜本的改善を行うことこそ、会社がやるべきことだ。その実現に向け、われわれは8月8日に申入れを行った(日刊動労千葉8496号)。乗務員の労働条件改善に関する主な項目についての考え方は次の通りです。 乗務員勤務制度について(第2項)乗務員は労基法の特例的扱いによって、休憩時間も設定されていない特殊な勤務だ。だからこそ、乗務員の健康や列車運行の安全を守るために、拘束時間や一継続乗務時間等を厳しく制限しなければならない。乗務員勤務制度はそのために存在している。 (拘束時間・食事時間について)会社は、拘束時間を延長し日勤行路11時間、泊行路22時間にすると提案している。しかし、必要なのは拘束時間の短縮だ。食事時間についても、30分から5分延長するとしているが、十分な時間とは到底いえない。拘束時間は日勤行路9時間、泊行路19時間以内、食事時間は40分以上の確保を要求した上で、さらなる改善を実現していく。 (睡眠時間について)会社は睡眠時間について、「着発6時間」を基準にしている。しかし、入出区や入換がある場合、実質的には4時間半程度しか睡眠にあてられる時間がない。これは会社も認めている事実だ。 (行路設定について)千葉支社だけでも明けで12時を過ぎる行路が16本も設定さている。とくに乙行路の長時間化がすすめられ、明けで日勤並みの拘束時間が強制される現実がある。極限的労働強化を終わらせる出発として、まずは最低でも泊行路の出勤は13時以降、退勤は12時以前、乙行路の拘束時間は6時間以内とすべきだ。 標準数と要員体制について(3項) 会社は団体交渉の中で、「標準数の考え方は変わらない」としているが、「標準数100に対してこれからは90人でいい」などと回答している。乗務員の極限的な人員削減を狙っているということだ。 短時間行路設定について(4項) 育児・介護を担いながら乗務を続けられる労働条件を確立することは重要な課題だ。だが、朝・夕のラッシュ時間帯に短時間行路を設定されても、どうやって育児・介護に利用しろというのか。短時間行路は昼間帯に設定するべきだ。 乗務員の体調管理について(6項) 16年に脳梗塞で倒れた運転士は点呼時から体調不良を訴えていた。乗務中にも意識が朦朧とし、ろれつも回らず、何駅も停止位置不良を続ける状態だった。それにもかかわらず会社は何の対応も取らずに乗務を続けさせ、泊地で仮眠から起きてきた時には運転台に登ることもできない状態になっていた。 乗務員勤務制度改悪阻止! 外注化粉砕! 65歳まで働ける労働条件確立をめざす 8.25動労総連合総決起集会8月25日(土)17:30〜 千葉商工会議所 14F 第1ホール |
組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう! |