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動労千葉申第43号団体交渉報告(その2)
JRは、青年労働者の10年後、20年後のことを考えているのか?

 8月31日、JR千葉支社において、検修・構内業務の全面外注化に関する2回目の団体交渉が行われた。
 今回は、23日に行われた団体交渉において千葉支社が回答できなかった検修各区の担務ごとの標準数及び年齢ごとの人数、さらに業務委託を行うことで、何故、グループ会社が発展するのかについて議論が集中した。団体交渉の概要は以下のとおり。
組合 前回の団交で回答できなかった標準数及び年齢ごとの人数を明らかにすること。
会社 標準数については、左記のとおりである(表1参照)。また、50歳以上の年齢ごとの人数は以下のとおりである(表2参照)。

今後、数年間は退職者はほとんどなし!
組合 前回の団交で会社は、業務委託することでグループ会社が発展すると言ったが、具体的にどのように発展するのか。
会社 技術の必要な業務(検修・構内業務のこと)は単価が高いので、収益を得ることによって体力がつくので、東日本全体として収益が上がることになる。これによりJRのコストが減る。
組合 グループ全体で発展するというが、結局はJRのカネが回るだけではないか。それでJRのコストが減るというのは、おかしな話だ。
組合 会社は、10年後には出向を解消するというが、具体的にどうなるのか。
会社 標準数で約200名程度いる中で90名が出向になる。10年後には50歳以上の約100名が退職する。残る100名は30歳以下で、10年後は40歳台として残っている。
組合 出向した人はどうなるんだ。
会社 ・・・戻る場所はある。
組合 自分は構内運転士になりたくてJRに入ったが、業務託されたらJRに構内業務がなくなってしまう。採用時には、「頑張ればやりたい仕事に就ける」と言われて構内運転士になった。しかし、出向して戻る3年後には構内業務がない。われわれの今後はどうなるんだ。
会社 入社時に予測できなかった状況になったことは確かだ。ステップアップすることもあるし、あるいは運用で代わることもある。
組合 自分の部下に対して、何も知らないところに行かせるような会社がどこにあるんだ!
組合 平成採に、出向から絶対戻れるとハッキリ言えるのか。
会社 ・・・そこまでは・・・。
組合 転籍しないと言えるのか。
会社 それは分からない。会社もかわることがある・・・。

管理職はそのままー出向者の戻る場所はなし?
組合 業務委託によって労働者は減るが、管理者は全く減らないではないか。
会社 ・・・。
組合 今の業務に就いたまま出向に出すのか。
会社 仕業・構内ができる者が出向の対象になる。前回の団交で90名程度と回答したのは、予備等も含めた数と考えている。
組合 現在はJRの標準数で業務を行っているが、委託された後の労働条件はどうするのか。
会社 10月1日時点では現在の業務で移行することになる。
 一ノ宮派出は今も足りないので本区で見ているが、委託時にはその分も含めて考える。
組合 車輪転削は現在3人だが、足りないのではないか。
会社 転削は3人では足りないので、4人で考えている。
組合 CTSの標準数の考え方はどうなるのか。
会社 CTSには標準数の考え方はないと聞いている。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう
 
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