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JR東日本−「 ライフサイクル」 で修正提案
振り分けによる選別・ 分断を許すな!
白紙撤回へスト体制を強化しよう!

【修正提案の主な内容】
■3年目で運転士復帰・駅配置の振り分けを行う(4年目、5年目も同様)
■駅異動時に1号俸加算
■職務手当、深夜早朝手当の増額

 3月21日、JR東日本は、「ライフサイクル」に関する修正提案を行ってきた。
 【運転士の運用】については、当初提案(06年10月)では、40歳までに5年間、運転士から駅に異動するとしていたが、今回の修正提案では「3年間」駅で勤務した後、運転士に復帰する者と駅で勤務する者を振り分けるとし、さらに4年目、5年目においても振り分けを行うとしている。
 また、【賃金部分】についても、基本給部分では、「運転士復帰時」に1号俸加算となっていたものを「駅への異動時」に1号俸加算するとしている。
 【職務手当】部分では、新たに指導員や交番担当者の手当を増額(8500円→11500円)を新規に提案し、【深夜早朝勤務手当】についても、新たに「労働時間が深夜帯4時間以上ある場合」の部分を増額、さらに「拘束時間が深夜帯全てを含む場合」については1月提案からの増額(最大350円→最大500円)を行うとしている。

振り分けによる選別・分断が狙いだ!

 今回の修正提案は、会社が当初提案した駅への異動が「5年間」から「3年間」に短縮されたように見えるが、実際にはもの凄くあくどい内容だ。
 左の「『ライフサイクル』深度化による異動の流れ」を見てもらえば分かるように、駅に異動した後、3年目で運転士に復帰する者と駅で勤務する者への1回目の振り分けが行われ、それと同じことが4年目、5年目にも行われるのだ。労働者を好き勝手に駅に異動しておいて、今度は会社の言いなりに働く労働者を作り出すために選別・分断を繰り返し行うというもので、当初の提案に輪をかけてあくどい内容だ。
 しかも会社は、「最初から提案していた2割から4割は駅等に配置するという基本的な考え方を変えるものではない」としており、結局、「ライフサイクル」提案は、1号俸加算時期の変更と手当の若干の新設・増額を行うものの、逆に労働者を選別する手段として悪用するという点では、あくどさを増したという他ない。運転職場では、いつ、誰が、どこの駅に飛ばされるか分からないという不安の中で列車を運転し、駅に行かされた場合でも3年目で帰れるのか、あるいは4年目か、5年目か、結局は駅でずっと勤務させられるのかという不安にさいなまれながら勤務しなければならない。労働者をこんな不安にたたき込む「ライフサイクル」提案を絶対に許すことはできない。「ライフサイクル」白紙撤回へ、スト体制を堅持して闘おう!

表1 「ライフサイクル」の深度化に関する修正案現改比較一覧
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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