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本日 春闘第1波スト!
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超低額回答許すな
昨日、JR東日本は新賃金回答を行った。ベア930円(55歳以上900円)という絶対に許せない超低額回答だ。東労組は全く抵抗もしないままこの回答を受け入れた。会社と一体となって労働者に低賃金を強制し続けてきたのが東労組だ。会社と手を結んであらゆる業務の外注化=労働者の非正規職化をおし進めてきたのが東労組だ。
その結果、JR東日本の社員数は、この7年間で13700人削減され、超低賃金の非正規職労働者に置き換えられてきた。そしてその結果、年間の人件費は1150億円減り、経常利益は実に266%増加したのである(グラフ参照)。まさにボロ儲けだ。これに手を貸してきたのが東労組だ。
労働者の使い捨て
外注化=非正規職化によって、労働者が全く無権利状態に突き落とされ、使い捨てられている。実際、グリーンスタッフだとかグリーンアテンダントなどJRの非正規職労働者の労働条件や、60歳定年以降のJR社員の「再雇」条件は、他の企業と比べてもメチャクチャ酷い。
グリーンスタッフやグリーンアテンダントは1年毎の契約更新で最長5年までだ。正社員になれる条件も全く無い。まさに「使い捨て」だ。
60歳以降の「再雇用」条件も、京成電鉄ですら、毎月一律21万円だというのに、JR東日本や貨物の場合は、それを大幅に下回っている。いかに労働者を低賃金でコキ使い、利益をあげるのかしか考えていない。
だが、東労組は、「他の企業にはない抜きんでた素晴らしい制度」(シニア制度の導入時の見解)などとウソ八百を並べて全面賛美し、全て容認してきたのだ。まさに会社の手先でしかない。
労働者は社会の主人公だ!
政府は「競争原理によってこそ素晴らしい社会が生まれる」と言って、あらゆる規制を撤廃し、公的部門を民営化して、企業に無制限の自由を与えた。そして、企業に買収され、取り込まれた腐り切った労働組合の幹部たちもそれにつき従ってきた。その結果、労働者は団結を破壊され、最底辺へと落ちてゆく泥沼の競争に駆り立てられ、安全は崩壊した。
こうした結果もたらされたのが、「ワーキングプア」だとか「ネットカフェ難民」と言われるような現実だ。そして、尼崎事故や羽越線事故だ。
今こそ、労働組合の腐った幹部たちを打倒して、自らの手で闘う労働組合を取り戻そう。職場に団結を取り戻そう。
労働者は本来社会の主人公だ。安全を守り、鉄道を動かしているのはわれわれだ。労働者がいなければネジ一本回すこともできない。社会の全てをつくりあげてきたのは労働者だ。だけど、なぜその労働者がこんな酷い状態に突き落とされているのか。それは団結を破壊されたからだ。自らのもつ力と可能性を自覚し、団結を取り戻そう。闘う労働組合を時代の最前線に登場させよう。
ニューフロンティア21による「メンテナンスコスト削減」や尼崎事故、レール破断多発に対する動労千葉の反合・運転保安闘争が実現した大きな成果だ |
労働組合=労働者の団結の大切さ!
08春闘第一波ストの最大の焦点は、検修・構内業務の外注化を止めることだ。われわれは必死になって闘って、7年間にわたって業務外注化を止めてきた。われわれは小さな力でしかないが、少なくとも、労働者が団結して闘うことがどれほど大事なことなのかを示すことはできたと考えている。労働組合がちゃんと闘っていれば、尼崎事故で107名の生命が奪われることはなかったかも知れないのだ。デタラメな業務外注化など止めるこができる。欠員の穴埋めで運転士を駅にタライ回しするような攻撃も間違いなく止めることができるのだ。
安全=運転保安確立にとっても労働組合の存在と闘いが決定的な意味をもつ。尼崎事故やレール破断に対する動労千葉の安全運転闘争は、ニューフロンティア計画によって削減され続けた「修繕費」を元に戻させる大きな成果を実現した(グラフ参照)。幕張構内事故の時も全力で闘って仲間を守りぬいた。それは現場の労働者が団結したからできたことだ。
業務外注化許すな
検修・構内業務外注化攻撃との闘いはこれからが勝負だ。千葉支社は京葉車両センターでの転削業務外注化を突破口としていよいよ本格的な攻撃を開始しようとしている。
外注化は、今は、退職後のエルダー社員を低賃金で使って人件費を抑えるという攻撃だが、もちろんそれで済むことではない。NTTなどがやっているように、いずれ業務丸ごと、職場丸ごとの外注化=別会社化まで行き着かざるを得ない。このまま放置していたら、労働者ごと関連会社に放り出されるような現実が始まることになる。保線や駅ではすでにそういうことが始まっている。労働条件や安全などなどメチャクチャにされるということだ。今こそ立ち上がらなければならない。
スト破りをするなともに闘おう!
ストライキは、生産を止めて、「俺たちこそが職場の主人公だ」「社会の主人公だ」ということを示す闘いだ。ストライキは全ての労働者の団結と連帯を呼びかける闘いだ。
われわれは今日、検修作業をストップさせて「外注化など絶対に許さない」という声をあげる。
スト破りは労働者にとって一番恥ずべき裏切り行為だ。会社の業務指示に従うな。共に闘おう。検修・構内作業をストップさせ、外注化反対の声をあげよう。
私利私欲のためだけに労働者を裏切り続ける東労組の役員たちにいつまでつき従っているのか。困難から逃げて自らの権利を放棄する者は結局ドレイになるしかない。「自分だけは」と仲間を蹴落として自己保身だけを考えるのか、仲間との団結を求めて胸を張って歩むのか。今こそ東労組と決別し、誇りと団結を取り戻そう。スト破りをするな! 動労千葉に結集しともに闘おう。