館山運転区−木更津支区廃止絶対反対!
全支部から結集して怒りの千葉支社団交!
「館山運転区廃止に伴う異動については、希望を尊重する」 −千葉支社回答−
2月27日、千葉支社において、「木更津運輸区」新設問題に関する動労千葉申14号、17号に基づき団体交渉が行われた。
この日の団交には、不当配転阻止に向けて全支部から50名が駆け、館山、木更津両支部を中心にした団交出席者はこの熱意を受けて団交に臨んだ。
平成採の希望を全て拒否した館山区長
また、各支部から結集した組合員による千葉駅街宣行動や、団交後の報告集会が行われ、団交の概要は次のとおり。
◎10名送り込み・異動問題
組合 本来廃止する区に所属する者を優先して扱うのが普通であり、10名の送り込み自体絶対に許されない。しかも内燃免許の関係では、千葉転との話も検討していると公言してきた経緯がある。
また館山では、千葉転や蘇我を希望した東労組の運転士が「希望調査で区長から『ダメだ』といわれ、『木更津運輸区』にさせられた」と話している。区長も「木更津には32名が希望している」と公言している。大問題だ。
会社 館山運転区において希望が変更されたという事実は無かった。区長もそのような発言はしていないとの話だった。
組合 直接聞いた話であり、間違いない。希望を変更し、木更津に送ること自体、動労千葉排除ではないか。
会社 そのような事実はない。
組合 会社の施策として館山・木更津を廃止するというのであれば、廃止する区に所属する者を最初に考えるべきだ。また、DL問題と今回の問題は話が別だ。面談の希望に基づき行うべきだ。
会社 館山と木更津は廃止対象であり、通常の異動ではないと考えている。
会社としても、面談での希望については、、尊重しないいといけないと考えている。
組合 「面談の希望を尊重する」との回答をあらためて確認する。
会社 回答のとおりである。
◎「 木更津運輸区」 の移行問題
組合 「木更津運輸区」への移行はどのように行うのか。
会社 内規については、内命が出た段階で配付する。業務としてはほとんど変更がないので、館山から異動する運転士については問題ないと考えている。
17日泊行路の終了については、館山運転区で終了することとなる。ユニットについては、前日分(18日)は館山で終了することとなる。
18日の早朝出勤行路(9時台の出勤まで=ECの6行路まで)については、準備区所属の10名で対応することを考えている。
荷物の搬出については、事前に段ボール等を配付するのでその中に荷物を詰めてもらい、会社で管理し、赴任までにトラックで運搬する。なお、詳細については今後検討する。
「赴任」については、館山から異動する運転士については業務内容も変わらないことから、ダイ改後も通常の業務と同様「木更津運輸区」での乗務になる。
推進運転での入換業務は事故の元だ
◎DC行路での入換問題
組合 「 木更津運輸区」 のDC行路の内、601と603に入換業務が入ったが、これは本線上では絶対に行わない推進運転での移動や併結もあり、非常に危険だ。今はベテランの内勤が入換を行ったいるが、本線運転士は一度もやっていない。しかも、教えている指導助役は誘導の経験がなく、訓練の中では激しく連結する場面もあった。
行路での入換業務は中止し、内勤等の専門を置くべきだ。
会社 今回の行路が効率的だと考えている。訓練だけでは足りないということであれば、指導添乗等を行いたい。また、指導の教育も行っていきたい。
組合 指導の問題ではない。実際に担当する運転士は交番上で毎日違う者が担当するが、当たらない場合は数ヶ月も過ぎてしまう。定例の訓練では足りない。残る訓練はいつやるのか。これではあまりにも危険だ。事故を起こせと言っているに等しい。
DCの場合、1ノッチと2ノッチの間にノッチがあることを承知しているのか。推進運転をやる場合後部を確認しながらの運転になるが、ノッチがちょっと動くと5ノッチに入り、急加速する。事故の元だ。
会社 ・・・。5ノッチがあるのは初めて聞いた。必要な訓練は行っていきたい。
◎検修関係について
組合 DCの交番検査を山側の5番線から海側の3番線に移すという話がある。これは、5番線がストップに向かい危険だからということか。そうであれば先に指摘した入換業務の危険性を認めるものだ。また、3番線で交番検査を行うことは、途中に入換車両等もあり、作業上も危険だ。入換も危険、交番検査も危険では話にならない。どうするのか。
会社 交番検査を3番線でやることは検討している。しかし、5番線のストップに向かうことが危険だから3番線で行うということではない。また、3番線での交番検査を決めたわけではないので、今回の意見を踏まえ検討したい。
団交での議論の概要は以上のとおりであった。今回、千葉支社が、「面談の希望を尊重する」と回答したことはこれまでにない大きな成果だ。しかし、まだ闘いはこれからが本番だ。
館山運転区−木更津支区廃止絶対反対、組織破壊攻撃粉砕へ、組織の総力を挙げてストライキを闘いぬこう!
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