home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

ライフサイクル提案白紙撤回を
東労組は組合員をペテンにかけるな

運転士のタライ回し、乗務手当ての廃止許すな!

 ライフサイクル提案の白紙撤回に向け、怒りの声を結集しよう。ライフサイクル提案は、運転士を将棋の駒のように駅にタライ回しするというだけでなく、乗務手当の全面的なはく脱を狙う攻撃だ。その先にあるのは賃金制度そのものの改悪である。
 左の一覧を見てほしい。これは、賃金規程の「特殊勤務手当」の省である。すでにJR東日本は、祝日手当をはじめとした諸手当て大幅な廃止を強行している。そして今度は、残る乗務員手当などの廃止に手をつけようというのだ。東労組は2年前の諸手当改悪のときも、何ひとつ抵抗しないままこれを認めたのだ。

東労組はすでに容認!

 東労組は、今回のライフサイクル提案について、現場からの怒りの声があまりに強いため、青年部だけは反対の声をあげさせたりして、まだ認めたわけではないかのようにふれ回っている。だが、まさに組合員をペテンにかけているのだ。実際、裏ではすでに大すじ承認を与えてしまっているのが現実だ。まさに会社の手先!こんな卑劣なやり方は絶対に許すことができない。
 だから、東労組が発行している「職場討議資料」も、次のとおり、本当に歯切れの悪いものになっている。

 われわれに対する雑音も強くなっているが、雑音を排し、真摯に議論を重ねていきたいと考えている。そのために会社の協力を得ながら、万難を排してまっすぐに、しっかりと議論していきたい。

▼早めに(駅に)行きたいと思っている人は行けないのか。希望はかなわないのか。

▼運転士から駅に異動する場合、受け持ち線区の駅に行くべきだと思うがどのように計画しているのか。

▼系統間の壁を取り払うことを否定するつもりはない。

▼施策の目的は視野を広げて連携を強化することにあるのであれば、全員運転士に戻った方がその理念にかなうと思うが。

▼元職場に戻すことが基本ではないのか。

革マルの腐敗問題と取引き

 これは団交での東労組の主張だが、何と、「雑音を排し」「万難を排してまっすぐに議論する」というのだ。「雑音」とは、大問題となっている革マルと会社の異常な癒着や、松崎を先頭にした東労組幹部の組合費等の湯水のような使込み問題のことである。つまり「会社が革マルを使い捨てるようなことさえしなければ全て認める」というのだ。本当に腐り果てている!
 だからこそ、現場からあがっている「反対署名ぐらいやってほしい」という怒りの声にすら、「署名をするにはいろいろ議論しなければならない」とか、「署名は法的拘束力の根拠がないからやらない」だとか、全く理由にもならない理由をつけて言を左右にし、果ては「千葉は浦和事件の署名があまり集まっていないからそっちが先だ」と、現場に恫喝をかける始末である。

運転士だけの問題ではない

 こんな卑劣なやり方を許すな。ライフサイクル問題は、運転士のみならず、JRに働く全ての労働者に係わる重大な問題だ。分割・民営化から20年間、JRは、駅はもとより、保線や検修職等の専門職の養成をほとんど行なってこなかった。そのため、大量退職が進むなかで、日常的な業務遂行そのものが二進も三進もいかなくなり、それを駅業務の全面的な外注化と運転士のタライ回しで乗り切ろうというのだ。
 つまり、東労組がまる呑みしてきた合理化攻撃のツケが、ライフサイクルという形で現場に押しつけられようとしているのである。こんなものを認めたら、同じことがこれから先も悪無限的に続くことになる。
 現場ら猛然と怒りの声をあげれば、ライフサイクル提案を粉砕することはできる。今こそ東労組と決別し、白紙撤回を求めて闘おう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る