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外山君(千葉みなと駅)福島君(館山駅)が
幕張電車区へ原職復帰!

ついに職場復帰!

 本当にご苦労様でした!
 9月10日付で、千葉みなと駅の外山義章君と、館山駅の福島正彦君がついに原職復帰の発令をかちとった。赴任は引継ぎなどのうえ、それぞれ15日、13日となる。復帰先は幕張電車区。本当に良かった。これは二人を先頭に動労千葉の組合員全体の力でかちとった大きな勝利だ。
 外山君は木更津支区検査係として、福島君は津田沼電車区車両係として、電車、気動車の検査・修繕業務に携わっていたが、国鉄分割・民営化を前後して吹き荒れた動労千葉解体−本務外し攻撃によって、駅直営売店に不当配転された。
 直営売店やそば店、ミルクスタンドは、採算性など度外視し、配転者を隔離しておくためだけに作られた職場だった。結局直営店舗は何年もなく廃止されたが、彼らはその後もたらい回し的に配転されてきた。

小さな一歩大きな勝利!

 外山君は不当配転されてからすでに16年6ヵ月、福島君は17年5ヵ月が経っている。まさに卑劣な組合差別以外の何ものでもない。
 営業職場には、運転士や検修職から配転され塩漬け状態におかれ続けている組合員が、今も三十数名いる。この20年近くのことを考えると改めて腹の底から怒りが沸き上がってくる。20代で配転された者はすでに40代だ。こんな卑劣が会社と革マルの結託体制によって続いてきたのだ。
 それでも今日まで胸を張って頑張り続けた仲間たちは動労千葉のかけがえのない誇りだ。
 今度の勝利は小さな一歩に過ぎない。しかし大きな勝利だ。全ての強制配転者を原職にとり戻すために、全組合員の力を結集してさらに闘いを強化しよう。

外注化闘争の成果

 この勝利は何よりも、この4年間余り、検修・構内業務の全面的な外注化攻撃に対し組織をあげた闘いを貫いて、千葉支社だけは外注化もメドをたてることもできない状況に追い込んできた画期的な地平によってかちとられたものだ。
 外注化阻止闘争は、労働組合も外注化を積極的に推進するという条項とワンセットにされた「シニア協定」の締結を拒否するという困難な決断から始まった。年金支給年令が段階的に引き上げられたにも係わらず、動労千葉の組合員だというだけで、60歳以降の再雇用から排除するという卑劣な攻撃だ。
 しかしわれわれは定年後の生活を人質にとって業務の全面的な外注化を組合に呑ませようという卑怯きわまりない攻撃に真正面から闘いを挑む道を選択した。以降、4年間にわたる断続的なストライキ、職場からの抵抗闘争を闘いぬいて、われわれは外注化を阻止したのだ。
 この成果が、検修要員のひっ迫という矛盾を会社に強制し、2人の職場復帰に結びついた。

労働組合の原点!

 われわれがこの闘いを通して改めて学んだことは、労働運動の原則を貫きとおすことの大切さだ。
 知ってのとおり、会社と手を結んで旨い汁を吸いつづけてきたJR東労組はついに革マル同士の内部抗争を繰り返しガタガタになっている。国労もすでに組織の体すらなしていない状況にある。
 これは、会社の力だけを頼りとして「労働組合」を名のっていた者、無為無策のうちに過ごしてきた者たちの当然の帰結だ。
 動労千葉の前に立ちはだかっていたのは、いつ打ち破れるともしれない厚い壁だったが、われわれは、労働者の誇りと仲間を何よりも大切にしてこれにたち向いつづけてきた。そしてついにこの厚い壁に穴を開けたのだ。小さな風穴かもしれない。
しかしこれは、労働者が団結したときにもっている本来の力、社会の主人公としての労働者の誇りをかけて闘いつづた貴重な成果だ。

ともに闘おう!

 すべての強制配転者、不当解雇された仲間たちをとり戻すまでこれからもこの原点を忘れずに闘いぬこう。
 とくに東労組の組合員たちに訴えたい。今の東労組の現実を直視してほしい。東労組・革マルと会社の結託体制がなければ、不当配転された仲間たちが20年近くも塩漬けにされ続けるなどということはなかったのだ。今こそ東労組と決別しよう。誇りを捨てて自己保身だけを考えるような生き方は間違いだ。動労千葉に結集し、ともに闘おう。

第33回定期大会に結集を
10月3〜4日/DC会館

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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