千葉支社、 組織変更による木更津支区の千葉転支区化、 幕張電車区の「 車両センター」 化等、10月ダイ改の労働条件提案
JR千葉支社は、7月27日、今年10月16日に予定されているダイ改の労働条件を提案してきた。今回の提案では、運輸関係の組織変更、予備要員の削減、検修の弱電要員削減、営業関係では自動改札機の2駅への導入及び地区波動要員削減等が提案された。一方、運転士の行路関係については「他支社との調整が終わっていない」との理由で8月初頭になるとの考え方を示してきた。
今回のダイ改提案において千葉支社は、現在の幕張電車区木更津支区を千葉運転区の支区にするとの提案を行ってきた。提案では「乗務員指導教育等の支援確立」を理由に挙げ、将来にわたって運転士の要員需給は内燃車免許の関係で千葉運転区から送ることを念頭においた提案であるとの説明を行ってきた。しかし、千葉運転区では検修関係の指導・教育ができないとの組合側の指摘については「これまでどおり幕張電車区で対応する」との説明を行ってきた。
また、木更津支区が離れたことに伴い幕張電車区を「幕張車両センター」に名称変更するとの提案を行ってきた。これは、「メンテナンス近代化(第3期)計画」に基づくもので、3月の京葉車両センターに続くものだ。
さらに、今年3月から東京地下ルートのATCがATSーPに変更されたことにより幕張電車区の弱電関係の要員を削減するとの提案を行ってきた。
千葉運転区関係では、「200予備」(津田沼駅在勤)を、総武快速の津田沼折返しを見直して千葉直通を増発することを理由にして廃止するとの提案を行ってきた。この廃止に伴い輸送混乱時の対応は千葉運転区及び習志野運輸区の指導員を増員することで対応するとの提案を併せて行ってきた。
要員について、運輸関係では、千葉運転区の200予備廃止により▲3名、習志野運輸区及び千葉運転区の指導員増で+2名となっている。幕張電車区は、ATC廃止により▲2名との提案が行われた。
営業関係では、上総一ノ宮駅及び大原駅への自動改札機及び自動精算機の導入により計▲6名、錦糸町駅、津田沼駅、千葉駅に配置している地区波動要員の見直しにより▲3名、成田空港駅及び空港第2ビル駅での海外からの旅行者専用店舗新設に伴い6名増とのとの提案が行われた。
さらに、電気関係では事務業務の一部を助役等で行うなどの見直しにより▲2名、設備関係では千葉資材センター業務を東京資材センターに移管することより▲2名との提案を行ってきた。
今回の提案は、木更津支区の要員需給にからめて千葉運転区の支区にすることにより動労千葉対策の強化・組織破壊に向けた攻撃でり、さらに幕張電車区を「車両センター」にすること
により「メンテナンス近代化(歳3期)計画」攻撃を本格的に始めるなど、動労千葉の拠点を解体しようとする重大な攻撃であることを改めて認識し、団結を固めて反撃に起ち上がらなければならない。
組織変更について
区 所
|
組織変更に伴う新区所名
|
幕張電車区
木更津支区
|
千葉運転区木更津支区
|
幕張電車区
|
幕張車両センター
|
要員関係(運輸関係)
区 所
|
現行
|
提案
|
増減
|
備 考
|
千葉運転区
|
177
|
175
|
▲2
|
200予備▲3
指導員+1 |
習志野運輸区
|
99
|
100
|
+1
|
指導員+1 |
幕張電車区
|
130
|
128
|
▲2
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ATC廃止による要員削減 |
要員関係(営業関係)
区 所
|
現行
|
提案
|
増減
|
備 考
|
一ノ宮駅 |
管理 2
一般 7 |
管理 1
一般 5 |
管理▲1
一般▲2 |
当直、出改札2テ |
大原駅 |
管理 2
一般 7 |
管理 1
一般 5 |
管理▲1
一般▲2 |
当直、出改札2テ |
錦糸町駅 |
39
|
38
|
▲1
|
地区波動1不 |
津田沼駅 |
64
|
63
|
▲1
|
地区波動2不 |
千葉駅 |
99
|
98
|
▲1
|
地区波動2不 |
空港駅 |
19
|
16
|
▲3
|
出札2テ1変 |
空港第2駅 |
25
|
22
|
▲3
|
出札2テ1変 |
vp空港店 |
−
|
管理 1
一般 5 |
+1
+5 |
社員2、GS3 |
VP空港第2ビル店 |
−
|
管理 1
一般 5 |
+1
+5 |
社員2、GS3 |
要員関係(電気・設備関係)
区 所
|
現行
|
提案
|
増減
|
備 考
|
千葉電力技術C |
事務 9 |
事務 8 |
▲1 |
一部助役等対応 |
千葉信通技術C |
事務10 |
事務 9 |
▲1 |
一部助役等対応 |
千葉資材センター |
管理 1
一般 1 |
管理 0
一般 0 |
管理▲1
一般▲1 |
東京資材センターに業務移管 |
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