JR東日本夏季手当交渉速報(東日本・貨物)
東日本2・93ヶ月を回答
貨物の格差回答許すな
JR東日本は、6月3日、夏季手当について、「基準内賃金の2・93ヶ月、支払日は6月29日以降準備でき次第」との回答を行ってきた。
今回の夏季手当の回答は、昨年の夏季手当に「0・03ヶ月」上乗せになった形となっている。
しかし、今年で3年連続のベアゼロを強行し、しかも分割・民営化以降最大の利益を出している中で、組合側要求の「3・1ヶ月」は支払える金額であることを改めて強く申し入れてきたところである。
3年連続の黒字決算-格差回答許すな
一方で会社側は、年間収入が減少し今後も厳しいとの回答を繰り返し、また、今年「ニューフロンティア21」を1年前倒しする上で、一層の効率化=合理化、要員削減、労働強化を行うとの姿勢を明らかにしている。
われわれは、現場の労働者を犠牲にしながら莫大な利益を得ていながら、労働者には極限的な労働強化を強いて平然としているJR東日本の姿勢を改めて糾弾するとともに、労働条件の向上と、賃金・手当ての満額獲得に向けてさらに闘いを強化していかなければならない。
一方JR貨物については、6月4日に第1回目の団体交渉が予定されている。
貨物はすでに5年連続のベアゼロを強行し、夏季、年末手当てに関しては超低額回答を繰り返している。
貨物会社は、3年計画で開始した「ニューチャレンジ21」が、今年最終年であることを受けて、なんとかこのまま突っ走ろうとしている状況にある。この間の「NC21」の中で無茶苦茶な要員削減が行われる中で、3年連続の「黒字決算」となっている。ここでも全ての犠牲を労働者に押しつけている状況にあるのだ。
春闘過程で調査した結果でも、毎月の賃金だけでは生活が維持できず、夏季・年末手当てを充当してやっと生活費や養育費、学費等を工面している状況であることが明らかになっている。
JR総連革マル結託体制を打倒しよう
こうした状況の中で現場では、この間の会社側のベアゼロー賃金抑制、手当てでの格差回答に不満と怒りが頂点に達している。
そして、全ての合理化を丸飲みし、自らの生き残りだけに汲々としているJR東労組革マル、日貨労革マルとの結託体制を打倒しなければならない。
われわれは要求する。
JR貨物は、組合要求に基づき、04年の夏季手当について、基準内賃金の3・1ヶ月分を支払え。この間の格差回答に基づく賃金格差是正に向けた取り組みを行え。
「ニューフロンティア21」「ニューチャレンジ21」攻撃を打ち破り、組合要求の満額貫徹に向けて職場からの反撃に打って出よう!
当面するスケジュール
●津田沼支部配転差別行訴
と き 6月10日(木)13時30分から
ところ 東京地方裁判所 710号法廷(丸ノ内線霞ヶ関駅)
※田中委員長が証人として出廷します。各支部から傍聴に結集を!
●自衛隊即時撤退 STOP有事法制6・10集会
と き 6月10日(木)18時30分から
ところ 東京・赤坂区民センター(丸ノ内線赤坂見附駅)
主 催 陸・海・空・港湾労組20団体
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