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スト破りをするな!運転保安と権利のために闘おう
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スト破りをやるな、共に闘おう!千葉支社は、新人運転士の「見極め」を前倒ししてまで、他労組の組合員をスト破りにかり立てようとしている。スト破りのためだけに「見極め」をやって、また再び「見習い」をやるというのだ。断じて許せない!スト破りは労働者にとって最大の犯罪行為・裏切り行為だ。スト破りをやるな!ともに闘おう。 |
保線や電力や信通の現実を知っているだろうか。01年末、あらかたの業務が関連会社に丸投げされた。3300名以上の要員が一気に削減され、関連会社への強制出向に駆り立てられた。保線区では社員の約三分の二が出向させられたのだ。JRに帰るあても定かではない。
出向に出された者からは、出向先の労働条件の酷さと、この先の不安に対して悲鳴の声があがっている。
これを会社と一体となっておし進めたのがJR東労組だ。組合員を犠牲にしても、会社と革マルの結託体制を維持できればいいということだ。これが東労組・革マルの正体だ。
保線だけではない。検修・構内業務も02年春から業務外注化が開始されている。交番検査も構内入換などほとんどの業務が外注対象とされ、作業ダイヤ単位で順次外注化が強行されている。
動労千葉はこの3年間、外注化攻撃にストライキを構えてたち向い、千葉支社だけ検修業務の外注化を阻止するという大きな成果をかちとっている。職場を守りぬいているのだ。この一点を見ても、東労組の裏切りがどれほど犯罪的なことかは鮮明だ。
一部の革マル役員の私利私欲を満たし、会社との汚い癒着関係を守るためだけに、職場を売り渡し、労働者を売り渡し、安全を売り渡す。こんなことを許してはならない!
駅業務もほとんどが外注化の対象にされ、車掌業務まで外注化が始まっている。つまり、一部の管理部門と運転士以外はほとんど外注化してしまうということだ。要するに外注化とは、超低賃金の契約社員や派遣社員、請負など、非正規雇用・不安定雇用の労働者に置き換えるということだ。こんなことをしたら安全はどうなるのか。労働条件はどうなるのか。労働者の権利はどうなるのか。
行き着く先はNTTのような姿だ。NTTは02年、百社ものアウトソーシング会社に会社を分割し、一部の管理部門を残して、50歳以上の労働者を基本的に全員、賃金を30%下げたうえで、転籍させた。嫌なら辞めろというのだ。東労組も、こんなやり方が様々な企業で横行していることは承知している。百も承知のうえで会社の外注化提案を丸呑みし、先頭にたって進めているのだ。黙っていたら大変なことになる。
民営化の結果、世界中で鉄道の安全が崩壊している。最も典型的な例がイギリスだ。コスト削減−利益追及のあまり、重大事故が相次ぎ、その損害賠償に耐えきれなくなって民営会社がついに破たん・倒産した。
94年 イギリス国鉄民営化 99年 死者32人の列車転覆事故 00年 死者4人の列車脱線事故 01年 民営鉄道会社倒産 03年 1年で5件の脱線事故/重軽傷者多数 |
事故はこれ以外にも膨大な件数にのぼる。イギリスの民営化は上下分離方式をとった。倒産したレールトラック社はイギリス全土の駅・線路・設備を保有する民営化の基本会社だった。そして昨年は、ついにあまりの事故多発に、ロンドン市長が、民営会社の契約を解除して鉄道を国営に戻せと要求するに至っている。
イギリスの場合は、保線業務を全国約百社の民間企業の切り売りしてしまった結果このような事態に行き着いたのだが、今JRがやっている保線業務などの外注化攻撃はこれと同じことである。
イギリス国労(RMT)はこの現状に対し「もはやストライキ以外に安全を守る手段はない」と宣言して、動労千葉と同じ3月12日からストライキに突入する。闘いなくして安全なし。東労組の裏切りをはね返し、ともにストライキを闘おう。