三ヵ月間決戦をいかに総括するのか
われわれが第31回定期大会でかちとるべき課題の第一は、新執行体制を確立してからの一年間の闘いの総括、とりわけ02春闘三ヵ月間決戦をいかに総括するのかということである。
職場において第二の分割・民営化攻撃が開始され、しかもJR総連が先兵となり進められてきた。国労も含めて総屈服という情勢のなかで、それに唯一真正面から起ちむかい、対抗関係に持ちこみ、攻防の主導権を握りしめるという大きな地平をきりひらいた。外注化提案をできない状況に追込み、新保全体系では修正提案をせざるを得ないところに追込み、組織破壊攻撃を封じ込め、シニア制度では大きな前進を勝ち取ってきた。
「これは第二の分割・民営化攻撃である」と真正面からとらえ切り、この攻撃の弱点をとらえ、その弱点を徹底してせめる闘いを貫いてきた成果である。
敵の弱点はシニア退職者を使って全面外注化を強行することにあった。われわれは外注化との闘いを検修職場の団結強化におき、三ヵ月間決戦の闘いを打ち抜き動労千葉が団結を守って闘い続けるかぎりこの攻撃は絶対に貫徹できないことを証明した。この主導権を握って放さず、徹底した攻勢をとって闘い続けよう。
JR総連解体へ総決起しよう
第二の課題は、JR総連解体−組織防衛・強化・拡大闘争への総決起体制を作り上げることである。
当局・革マルは切羽詰まっている。東労組は革マルをむき出しにして、自らの延命のために「動労千葉をつぶす」と公言している。この一年間の闘いは、間違いなく当局−革マル結託体制との激しい組織攻防戦の年とならざるをえない。
また1047名闘争も含めJRをめぐる労働運動は大流動化の一年となる。その意味からも、結託体制との組織攻防戦をどこまで貫徹できるか否かが大きな勝負の別れ目となる。そして02春闘三ヵ月間決戦で切り開いた地平をさらに拡大できるか否かにある。その攻防の焦点がJR総連解体−組織防衛・強化・拡大闘争である。
結局、第二の分割・民営化も革マルを当局の手先として使い、労働者のなかから労働者を裏切り、当局に協力するものを作らない限り、その攻撃を貫徹することはできないのだ。
JR総連・革マルへの燃えるような怒りの声を作り出すことができれば、当局も簡単に手を出すことができない関係を生み出すことができる。
第二の分割・民営化の手先となり動労千葉解体を公言するJR総連・革マルを職場から一掃しよう。第31回定期大会をその総決起の場としよう。
時代−情勢認識をはっきりさせよう
第三の課題は、時代認識−情勢認識をはっきりとさせることである。昨年の「9・11」以降世界の情勢は一変した。ブッシュはイラクに対する侵略戦争の強行を宣言し、戦争の危機が全世界を覆っている。世界の労働者人民は、命をかけた闘いに起ちあがっている。小泉内閣は「有事関連三法案」を国会に上程した。小泉の「構造改革」が戦後の労資関係の根本的転換−終身雇用制の解体と、有事法制定−憲法改悪であることがはっきりしている。情勢は労働組合にとってもその存在意義を改めて問うものである。戦争が現実のものとなり、労働組合が解体・絶滅の対象となり大資本攻勢が全労働者に襲いかかる情勢が到来している。
こうした情勢をはっきりとみすえ、第31回定期大会の成功をかちとり、更に団結を打ち固めJR総連を打倒し、第二の分割・民営化阻止へ総決起しよう。
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