時間外・休日労働拒否闘争を貫徹し、02春闘勝利へ 第46回定期委員会へ結集しよう 動労千葉は、2月20日、支部代表者会議を開催し「02春闘三ヵ月決戦」勝利に向けた取り組みについて討論し、各支部代表の意志統一をかちとった。20日から始まった三ヵ月間決戦第一波闘争を貫徹し、02春闘勝利へ全組合員の総決起をかちとろう。
第46回定期委員会から3月決戦段階の闘い、3組合呼びかけの「02春闘総行動」中央総決起集会、関西総決起集会の成功に向けて全力で闘おう。 02春闘をとりまく情勢
02春闘は、底無しの大不況―世界恐慌の危機が現実化しようとしているなかで闘われている。
労働者に対して、終身雇用制を軸とした戦後の労資関係を最後的に解体する攻撃が吹き荒れている。日経連の「労問研報告」はベアは論外、定期昇給凍結、ワークシェアリングを打ち出し、「もはや賃金か雇用かの選択を議論してすむ状況ではない」 「企業を存続させるために整理解雇も必要」「ワークシェアリングを進めるために時間当り給与の考え方を」と言っている。
これに対して連合は02春闘では統一した賃上げ要求を行なわないという方針を決定した。労働者は賃上げどころか賃下げを強要される状況に追込まれているのだ。NTTの11万人首切りに見られるように労働組合が闘わないならば労働者は出向−転籍、首切り、賃下げと団結権は破壊され、権利は奪われ放り出されてしまうのだ。
われわれは今春闘を労働運動をとりまく情勢がこれまでとまったく違う条件のなかにたったという認識のもと、何よりも労働組合の存在価値が問われている春闘だということをはっきりさせ、全力で闘わなければならない。 JRをめぐる動き
国労は2月3日の拡大定期中央委員会において闘争団への査問委員会の設置を内外からの反対の声を顧みず強行した。その前段の国労本部の記者会見では「脱退者以上に悪い行為だ」、「同情の余地なく許せない。彼らはこれで終わりだ」、「処分については除名せざるを得ないという内容になる」と発言し、闘争団への統制処分−切り捨てを強行しようとしている。
闘争団の切り捨ては国労を分裂・解体させるものだ。闘う闘争団と共に国鉄労働運動の再生へ闘おう。三ヵ月決戦を闘いぬき1047名闘争の勝利をかちとろう。
JR貨物は新しい中期経営計画「ニューチャレンジ21」を発表し、9000人を7000人に(鉄道事業本部6200人から5200人)とする大リストラ計画を提案した。特徴は人件費を2割削減するとして「新しい人事・賃金制度の導入」「手当ての見直し」「地域別賃金の導入」など徹底した賃金切り下げを行なおうとしている。また基地の統廃合を全面にうちだしている。
さらに早期退職制度や管理社員の転籍などを含め3年間で2000人の首切りを計画し、鉄道部門では2割の合理化を3年間で行なおうとしている。
日貨労はこの会社の「ニューチャレンジ21」の提案に合わせるように今年のベア要求をゼロとすることを決定した。これは単に貨物会社の「ベアは論外」という会社の主張を承認するだけでなく、職場のあり方、仕事の仕方そのものを一変させる「ニューチャレンジ21」を受け入れることを表明したに等しい。
02春闘三ヵ月決戦で日貨労解体、組織拡大をかちとり、貨物の「ベアゼロ」攻撃を打ち破ろう。 「新保全体系合理化」粉砕
外注化と共に検修大合理化のための「新保全体系」についても東日本は、東労組の裏切り妥結をもって4月1日実施、本実施は10月を目途とすると提案してきた。
これは、新保全体系導入区所のなかからモデル区所を選定し、新保全体系の要員体制により機能保全(月)、機能保全(年)を実施する。モデル区所以外は現行の交番検査の要員体制によって、機能保全(年)を実施するというものである。そして、区所における新保全体系の業務体制の本実施は、要員体制の見直しも含め本年10月を目途とするものである。
われわれは、外注化攻撃と共に「新保全体系」の具体的提案が行なわれた場合は白紙撤回を求めただちにストライキに突入することを決定している。「新保全体系」合理化粉砕へ総決起しよう。
第46回定期委員会をもって3月決戦段階の方針を決定し、02春闘勝利へ総決起しよう。定期委員会の成功をかちとろう。
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