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11・10労働者大会に6万人が結集
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労働者大会は、パククネ政権を打倒して力関係を大きく転換した中で、「積弊清算・労組する権利・社会大改革」を掲げる11月ゼネストを宣言する場として闘われた。
集まった労働者たちは自信に満ち、エネルギーにあふれている。デモ行進は大統領府である青瓦台を包囲して最後までやり抜かれた。
一方で、財閥など反動側の力も残っている。ムンジェイン政権は労働者・民衆の力によって成立し、聞こえのいい公約を掲げてきた。しかし、労働問題については何一つ解決しようとしていない。
これに対して、民主労総は労働者大会で11月21日ゼネストを宣言し、新たな闘いを開始している。
〈 11月11日 闘争現場訪問 〉
11日は、訪韓団全体で金属労組ファインテック支会の高空籠城現場、解雇者の復職を求める公務員労組の籠城現場を訪問した。
ファインテック支会は雇用、労働組合、団体協約を継承を求めて、約1年にわたって煙突頂上での籠城闘争を続けている。
公務員労組は、解雇者復職を約束しながらいまだに守ろうとしないムンジェイン政権に対し、90日を超えて青瓦台前での籠城闘争を闘っている。そして、闘いの中で労働者代表と政府側の代表との間で復職をめぐる交渉が開始されることが報告された。
〈 11月12日 鉄道労組訪問 〉
12日はまず、鉄道労組ソウル地方本部との交流会を行った。短い時間ではあったが、お互いの闘いの現状や課題を共有しあい、懇談会で交流を深めることができた。
〈 11月12日 理念交流 〉
理念交流では、日本側から「働き方改革」について報告を行い、韓国側から元民主労総政策企画室長のキム・ジャンホさんが「板門店宣言の意味と課題」と題して講演された。
その後の歓迎会では、今年の11・4労働者集会に参加した訪日団からも、公共運輸労組、公務員労組、言論労組などの仲間が駆けつけ、訪韓団を暖かく歓迎してくれた。
世界の労働者の先頭で闘う民主労総の仲間との連帯にかけて、日本における階級的労働運動の復権をかちとろう。
訪韓闘争の感想 渡辺青年部長
やはり韓国の闘いの規模はすごいものがあった。非正規職撤廃を常に掲げて闘う韓国の闘いからは学ぶべきところがある。日本では正規職を非正規職化する流れがあるが、それを何とか止めたい。
鉄道労組ソウル地方本部との交流では、オムギリョンさんやパクソンス本部長たちと再会を喜び合った。若手との交流も深めることができ、時間が短く感じた。互いに連帯して闘い、再会することを誓い合った。