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「駅停車中に放尿」で減給処分―10/5緊急申し入れ提出

不当処分を撤回しろ!

  この間、「佐倉駅停車中の列車から放尿した」と大々的に報道されてきた。 これについて会社は10月3日、「信用を失墜させた」などとして、当該組合員に減給処分を下してきた。満腔の怒りを込めて、この不当処分を弾劾する!
 われわれは処分撤回と本線乗務への復帰を求めて10月5日に緊急申入れを行った。

切羽詰まった状態に追い込まれた

 当日、本人は銚子運輸区15行路368Mに乗務し、成東あたりから尿意を催していた。千葉駅到着後は併合作業があり、1時間以上我慢し続けなくてはならない。本人は、「血圧の薬の影響もありトイレが近い」「尿意があると作業に集中できない。トイレに行けば作業に遅れる」と語っている。本当に切羽詰まり、やむにやまれぬ状態に追い込まれていたのだ。

 責任は100%会社にある!

 銚子運輸区15行路368Mは15時29分の出区から17時36分の千葉駅到着まで2時間7分の間持ち切りになる。会社は、ダイ改で次々にロングラン行路を増やしてきた。今回の事態は、乗務員への生理的限界を超えた労働強化の結果そのものだ。

 

 排尿障害に詳しい日大の高橋悟主任教授(泌尿器科)は、……膀胱(ぼうこう)が縮むなどして急に強い尿意に襲われる「過活動膀胱」の可能性が高いとみる。40 歳以上の日本人の10 人に1人にみられ、特に50 代の男性では、前立腺肥大に伴うものが多くなるという。
「過活動膀胱は薬で治療できるが、産業医でも認識は薄い。個人のモラルの問題と片付けず、長時間持ち場を離れられない職種では、雇用する側が健康管理の対象に入れてもいい」

(9月27日 朝日新聞より)

 また、年齢を重ねればトイレが近くなるのは当然だ。しかも、9月27日付の朝日新聞では、「過活動膀胱」の可能性が指摘されている(左記参照)。だが、本人の健康状態について会社は一顧だにしなかった。

 そもそも組合は佐倉駅ホームに乗務員用トイレを設置するよう以前から要求し続けてきた。駅構内のトイレに行けば列車の遅れは避けられない上に乗客もいる。乗務員にとって大きな心理的負担だからだ。乗務員の高齢者対策が急務だとも訴えてきた。しかし、会社は組合の要求を無視し続けた。
 会社が乗務員の健康状態も労働条件も一切顧みず、長時間の乗務を強制する中で今回の事態が起こったのだ。すべて会社の責任だ!何が「信用を失墜させた」だ!

 乗務員の置かれた現実に反撃を

 この処分は当該組合員だけでなく、乗務員全体の権利にかかわる問題だ。
今回の件は、会社自身も「数日の事情聴取で乗務に戻す」としていた。しかし、新聞やテレビで報道されたことを通して見せしめ的に処分を行ってきたのだ。
 この間、乗務員は誰かが同じように見せしめ的に攻撃される状態に置かれてきた。
特発見落としで「乗務不適格」、「あぐら」で乗務からおろす、「スマホ使用」で解雇……。会社は乗客やマスコミまで利用し、ささいなことまであげつらって乗務員を徹底的に締め付けてきたのだ。
 その一方で、DL担当者が倒れる事態が相次いでも、冷房も設置されないまま50度近い運転台で乗務させられ続けた。 乗務員が限界ギリギリの状態に置かれながら、何一つ顧みられない職場の現実。本当に我慢の限界だ!
 この現実は近鉄奈良線で車掌が高架から飛び降りた事件が象徴的に示している。だが、当該車掌への処分に反対し、わずか4日間で5万筆超の署名が集まった。職場の現実に対し、労働者が断固として声をあげることが大切なのだ。
 今こそ乗務員の置かれた現実に声を上げる時だ。乗務員への監視・締め付け、事故責任の転嫁ゆるすな!
 泊行路緩和、高齢者対策の実現を!
 組合員への不当処分撤回を掲げ、全力で闘いにたち上がろう! 

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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