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感染拡大を防ぎ、現場労働者の命を守るために最終繰り上げ・列車本数の削減を!

4/16新型コロナウィルス感染予防に関する緊急申入れ

【JRへの申し入れ】

1.新型コロナウィルスの感染拡大に踏まえ、人との接触を少しでも避け、現場で働く労働者の生命と安全を守り、感染拡大を防ぐために、列車運行について次のとおりとすること。
(1)当面、日中帯を含めて、列車本数の削減を行うこと。また、最終列車の繰り上げを行うこと。
(2)状況によっては、全面的な列車運休を実施すること。

2.業務計画を見直して不要不急の業務は中止し、出勤する人数を削減すること。
(1)いまだに車両研修会が行われている実態があることから、一切の研修等を中止すること。
(2)すでに申し入れたとおり、業務上必要な異動を除き、一切の異動を中止すること。また、ワンマン運転の訓練を中止すること。

3.新型コロナウィルス感染に伴う勤務の取り扱いについて、次のとおり取り扱うこと。
(1)本人が感染した場合、咳・発熱等で疑いのある場合、濃厚接触者となった場合、休校に伴う子供の養育が必要な場合等については、会社の責任において「自宅待機」等として取り扱うこと。

4.車両、駅、休養室、詰所等の消毒、感染予防対策を会社の責任において徹底すること。
(1)現場では、過重な業務がのしかかっていることに踏まえ、駅等での窓閉め作業等については、支社課員及び地区指導センターから動員して対応すること。
(2)マスク等が不足している状況に踏まえ、JRの責任において、グループ会社を含めて感染予防対策を徹底すること。

【CTSへの申し入れ】

1.新型コロナウィルスについて、人との接触を少しでも避け、現場で働く労働者の生命と安全を守るために、会社の責任で感染予防対策を徹底すること。
(1)社員の体調管理については、非接触型の体温計を各職場に配置する等、会社の責任において徹底すること。
(2)点呼及び食事について、社員が密集するような状態をあらためること。また、競技会、研修等については中止すること。
(3)マスクについては、点呼時に、1人1枚ずつ配ること。また、フィルター清掃等において、粉塵やウィルスの吸引を防止するために防塵専用のマスク及び防護服を配ること。

2.車両消毒の徹底が要請されていることに踏まえ、特別の消毒班を編成して行うこと。
(1)列車内での新型コロナウィルスの感染によりJRから消毒等が要請された場合は、速やかに社員に周知し、万全の感染予防体制を取った上で行うこと。
(2)車両センター等における列車の窓閉め作業については、要員を増配置して対応すること。
(3)休養室、詰所等については、会社の責任において消毒、感染予防対策を徹底すること。

3.休校に伴う子供の養育について、本人の申請に基づき無条件で養育休暇を取得できるように取り扱うこと。

 動労千葉は4月16日、新型コロナウィルスの感染予防に関する緊急申し入れをJR・CTSに対して行った。

夜間を含めて列車を削減しろ

 新型コロナウィルスの感染拡大は日に日に深刻化している。拡大防止のためには、人と人との接触を最小限にし、徹底した消毒などの感染予防対策を行う以外にない。

 だが、列車の消毒などまともに行われていない。それどころかジョブローテーションによる「不要不急」の異動を強行し、いまだに研修会を開いてもいる。作業のためのマスクさえまともに配られていない。JRは現場労働者の命と健康を何だと思っているのか!

 清掃業務は外注化され、CTSには「徹底した消毒」を行う余裕などないのが現実だ。矛盾が現場にだけ押し付けられている。それは乗務員や検修職場、駅員にとっても深刻な問題だ。感染拡大防止のためには少しでも業務量を削減して出勤者を減らしたり、感染防止のための要員確保が必要だ。

「外出自粛」が要請される中、主要路線の乗客は半減している。特に終電近くの列車の乗車率はかなり低くなっている。乗客の密集を避けながら終電を繰り上げるなどの対策を行うことは可能だ。そうすれば、終電後に数百という窓閉め作業の負担も軽減できる。

管理職は何しているのか!

 そもそも、これだけ現場が苦しんでいる中、支社課員や地区指導センターは何をやっているのか? 窓閉め一つ行おうとしていない!

JRはただちに終電繰り上げを含む徹底した感染防止対策を行え。

組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

 
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