情勢は我に利あり。勝利はそこにある
11・1全国労働者総決起集会報告 D
憲法と人権の日弁連をめざす会
代表 高山俊吉
「憲法と人権の日弁連をめざす会」は、改憲と侵略戦争を絶対に許さない立場に立って行動する弁護士のグループです。この国には、民衆の立場に立って闘う弁護士がたくさんいること、今日この会場にその多くのメンバーが参加していることをはじめにお伝えいたします。
裁判員制度の廃止を要求する行動は、その闘いを象徴する実践的運動です。なぜか。国会で全会派が賛成して成立した裁判員法に、この国に生きる民衆の圧倒的多数が背を向けているからです。「裁判員制度はいらない!
大運動」は「闘わんかな」です。いよいよ元気です。
情勢は我に利あり。勝利はそこにある、そのことを私たちの共通の理解・確信にしましょう。力強く行動し、心おきなく闘い抜こうではありませんか。「団結」「連帯」!
とめよう戦争への道! 百万人署名運動
事務局長 西川重則
全国労働者総決起集会で連帯のあいさつを許され、心から感謝しています。 すでに日本は有事体制化にあります。すなわち、憲法・防衛・教育を柱とする戦争に道を開く推進運動が進められているということです。
私たちは、戦争絶対反対の立場から、「小異を残し、大同に就く」という論理の構築と運動の展開を緊急課題と考え、あわせて国際連帯を不可避の要請と位置づけ、ベストを尽くしたいと思います。現代の徴兵制である裁判員制度を廃止させましょう。戦争をする国になる道州制に反対していきましょう。改憲国民投票法絶対反対の立場から戦っていきましょう。
三里塚芝山連合空港反対同盟
事務局長 北原鉱治
三里塚闘争は今年で満43年を迎えました。政府・権力の悪政に対して、実力抵抗の闘いを貫き、未だに成田空港の完成を許していません。
我々のこの闘志を打ち砕くために、政府・成田空港会社は新たな攻撃に出てきています。10月22日には北に伸ばした暫定滑走路の供用を開始しました。大型機を飛ばして空港反対農民を住めなくするためです。
さらに農地法や民法を悪用して現闘本部、市東孝雄同盟員の畑や作業場、離れを強奪しようとしています。特に現闘本部については、年内にも裁判の判決が出て、強制執行の可能性までも考えなければならないところに来ています。反対同盟は新たな決戦を決意しています。負けません。
反対同盟が闘いつづけてこられたのは代償を求めない闘いを貫いてきたからです。見返りを要求したことはありません。不正義のかたまりである空港建設の断念、これだけを求めて闘ってきました。だから三里塚の闘いを自分の闘いだと言い切る100万人以上の多数の支援者との連帯が打ち立てられたのです。
そして、他力本願では闘えない、まず自分が動き闘うという原則が今日の三里塚闘争を築いてきています。そういう中で5人の労働者の首をかけて立ち上がった動労千葉のジェット燃料貨車輸送阻止闘争が闘われたのです。動労千葉が開始した労農連帯の闘いに私たちは勇気付けられました。この闘いはさらに広い労農同盟の団結として拡大しつつあります。
未来は若者たちのものです。私たちは彼らに希望の持てる未来を引きつがなくてはなりません。労働者が戦争動員と戦争物資の輸送を拒否し、農民・漁民が反戦の意志の下に食料の増産と労働に励み、すべての人が戦争協力を拒否すれば世界平和は実現できます。
速報 11月8日、ソウルで民主労総の全国労働者大会が5万人の大結集で開催された。
|