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No.

交番検査から動労千葉を排除!
JR東日本の組織破壊攻撃と闘いぬき、全支部で組織拡大を実現しよう!

MGの故障が修繕できない事態に!
安全を無視した会社の責任だ!

 JR千葉支社は、この6月1日から、幕張車両センターにおいて、交番検査から動労千葉を排除するという、悪辣な組織破壊攻撃を行っている。こんなことは絶対に許さない。職場から反撃に起ち上がろう!

機動班22名中、動労千葉が17名も配置されている状況

 この間、幕張車両センターでは、交番検査から動労千葉を排除しようとする動きが露骨になり、5月までは2名の組合員が配置されていたものの、6月からはその2名も排除された。
 一方、交番検査から外された動労千葉組合員は、次々に機動班に集められ、現在、22名の内17名が動労千葉組合員で占めている状況だ。
 交番検査は現在、交検長1名、1班7名、2班6名、3班6名の計20名体制で検修作業が行われているが、6月1日以降は、動労千葉2名を排除したことにより全員がJR東労組の平成採となった。このため、経験の浅い者が新人(見習)を教えるという状況が発生している。
 検修技術は、労働者の経験と熟練の中で労働者一人ひとりに蓄積され、その経験、技術を次の世代に伝えていくことになる。しかも検修業務では、年に1回、あるいは数年に1回という故障が発生したとしても、ベテラン労働者が交番検査に配置されていることによって経験が生かされて故障を修理して、列車の安全が確保されるのだ。そのために交番検査には必ずベテラン労働者が配置されてきたのだ。
 今回の交番検査からの動労千葉排除によりほとんど経験のない平成採の労働者が同じ平成採の労働者に技術的な教育を行ったとしても、到底ベテラン労働者の経験や技術に追いつかないことは明らかだ。
 そして、もう一つ重要なことは、ベテラン労働者に対する新たな検修技術の教育が全くできなくなるということだ。JR千葉支社は、今年度からローカル用の209系2000番台や259系(新型NEX)を導入しようとしているが、こうした新型車両の構造や検査方法を習得するには交番検査での作業が絶対に必要なのだ。
 運転保安上も極めて重要な問題を無視して動労千葉を排除するという露骨な会社の攻撃は、これまで営々と培われてきた列車の安全を確保するという考え方そのものを解体するものだ。

所長−「できる」と公言したが、実際には技術不足

 ところが、動労千葉を排除して2週間も経たない6月12日、113系の交番検査において、MG(電動発電機)のカーボンブラシが異常摩耗を起こしているのが見つかった。しかし、当のMG担当者は「手入れができない」として交検長に報告、その後、助役の手配で、5月まで交番検査に配置されていた動労千葉の組合員ともう1人が機動班から交番検査に急遽行かされ、MGの手入れにを行うという事態が発生しているのだ。
 交番検査から動労千葉を排除することについて幕張車両センターの所長は、5月28日の労働安全衛生委員会において、全員平成採でも検査はできる旨を公言していたのだ。しかし実際に始まってみたら、技術不足で車両の故障を直すことができないという状況だ。

全支部、全組合員の総決起で組織拡大し、反撃しよう!

 これは、単にMG担当の平成採に技術がなかったという問題ではすまされない。動労千葉を排除するためには列車の安全など関係ないという会社の考え方そのものが問題だ。
 しかも、このまま行けば、本線上で車両故障が発生した場合、その責任は交番検査を担当させられていた平成採の労働者に全て転嫁されてしまうということだ。
 会社はこの間、「信濃川取水問題」以降、「コンプライアンス」「法令遵守」を掲げて職場への締め付けを強めているが、動労千葉を排除し、安全確保や技術の維持・向上に向けた職場のありかたを解体することは、自らが言っていることと100%矛盾するものだ。
 JR千葉支社は、幕張車両センターの交番検査からの動労千葉排除を直ちに止めろ!安全確保に向けてベテラン労働者を配置しろ!事故責任の現場労働者への転嫁を絶対に許さない!

第61回定期委員会に結集しよう!
日 時 6月21日(日)13時から
場 所 千葉市・DC会館
※全支部から傍聴に結集しよう!
※組織拡大に向けて、全支部で総決 起体制を確立しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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