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No.

ふざけんな!ケイタイで解雇なのに信濃川水泥棒で減給・戒告かよっ!
+データー改ざん・虚偽報告

組織ぐるみの犯罪

 JR東日本は11日、信濃川発電所において、長年にわたり許可された量をこえて取水していた問題について社長や所長の処分を発表した。社長が減給、所長が戒告だという。だが、現場では「ふざけるな!」の怒りの声が噴き出している。
 現場の運転士は、業務中にケイタイメールを見たという理由で一発解雇されている。現場の労働者はケイタイメールひとつで人生をメチャメチャにされたのだ。
 一方、信濃川の取水問題は組織ぐるみの犯罪だ。ただ取水量をこえて水をとってしまったということではない。始めから取水データを計測するプログラムを改ざんしていた確信犯だ。しかも国土交通省からの点検指示に対して「適正」というウソの報告までしていた。まさに、組織的詐欺・泥棒のたぐいだ。しかも、信濃川発電所は利水権を取り消されて停止。その分を東電から買うために、動力費は膨大にかさむことになる。夏場には首都圏の列車運行そのものが懸念されている。
 どう考えても、余りにもつり合いがとれない。「下には重く、上には軽く」──これが今のJR東日本の姿だ。

責任逃れ、責任転化

 職場に掲示が張り出されている。その掲示は言う。「私たちはこの問題を反省し、もう一度それぞれの職場において法令遵守をはじめとしたコンプライアンスをしっかりと意識し、自らの仕事、自分の職場を見なおす必要があります。法令や規定、社会のルールに照らして、現在行なっている仕事に問題はないのか、……働くすべての人がそれぞれ一つひとつ点検し、直すべきものはしっかり直さなければなりません」と。まさに責任逃れと責任転化のためだけに書かれた文章だ。「私たち」って一体誰のことなんだ。こんな犯罪が行なわれていたことなど、現場の労働者は知りようもなかった。これはそれぞれが職場の点検をすればいいという問題では断じてない。社会的にも、社員に対しても、なぜこんな組織的犯罪をやり続けていたのかを明らかに謝罪するべきだ。

何が法令遵守だ!

 そればかりじゃない。「現在の仕事をそれぞれが点検しろ」などというが、われわれは、線路がバタバタと折れ、線路がボロボロになっていた04年以降の事態に対し、その現状をつぶさに調査し、会社に申し入れてきたが、会社の回答は「安全上何も問題はない」だった。われわれは仕方なく、安全を守るために自ら速度を落として運転することにした。そうしたら「違法行為だ」と言って処分だ!
 尼崎事故に対しても、107名もの乗員・乗客の生命が奪われているというのに「あれはJR西日本のことであり、東日本の問題ではない」と言い放ち、何の反省もなかった。あそこでもしも、事故の重大性を真正面から捉えて、安全対策を見なおしていれば、その数か月後に起きた羽越線事故は防げていたかもしれないのだ。再び乗客の生命が奪われることはなかったかもしれないのだ。これがJR東日本の現実だ!何が「社会のルール」だ!何がコンプライアンスだ!

最高裁判決も無視

 運転士の資格を取りながら、組合差別によって20年以上も運転士に発令されなかった不当労働行為事件について、最高裁判所が組合側全面勝訴の判決を出した。「法令遵守」などというが、これに対し、JR東日本はどのような対応をしているのか。「会社がやったことは間違っていないという考えは今も変わらない」──これが団交での会社の回答だ。しかも、最高裁判決に基づいた賃金の是正すらまともにしようとしない。
 言うまでもなく、最高裁の判決は法律と同じ効力をもつものだ。それをこのように言い張る会社とは一体何なのか。何が法令遵守だ! 現場にはそのように言いながら、経営幹部は「法律など関係ない。会社が絶対正しい」と言い張るのだ。組合つぶしのためには何でもあり。「法令遵守」が聞いてあきれる!こんなことを放置してはならない。今こそ闘いに立ち上がろう。

3・17〜19
09春闘ストライキへ!

▼首切り・賃下げ許すな!大幅賃上げかちとろう
▼1047名解雇撤回を
▼業務外注化−非正規職化許すな!ライフサイクル白紙撤回かちとろう!
▼反合・運転保安確立!
▼最高裁判決を守れ!
▼今こそ闘う労働組合を!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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