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労農連帯かけて10・11三里塚へ!
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会場はぎっしりと人で埋まった |
三里塚反対同盟3方がそれぞれアピールを発した |
9月26日、DC会館において千葉県三里塚集会が開催された。この集会は動労千葉がよびかけ、実行委員会が形成されて実現したものだ。会場には、イスを足しても収まらない230人もの人が結集した。
集会の冒頭に三里塚の「大地の乱」のビデオが上映され、三里塚闘争の43年の闘いを初めて知る若い参加者にも大きな感銘を与えた。
冒頭、出版労働者連帯会議の三角忠さん、三里塚と連帯して闘う農民がそれぞれ連帯のあいさつに立った。三角さんは、故戸村一作反対同盟委員長の農地を武器に闘うコンミューン論を紹介し、今日の労農連帯の原点として自らのものにしていくことを訴えた。
闘う農民は、「ビデオを見て千葉市民会館で動労千葉がジェット燃料阻止闘争に起った時の集会を思い出した。農民のために首をかけて起ちあがる労働者の姿を見て、これだったら世の中ひっくり返せると感動した。三里塚の闘いの勝利なくして、農民の未来はない」と訴えた。
原則を守りぬいてきた43年間
三里塚反対同盟からのアピールに北原鉱治事務局長、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが登壇。北原さんは、「43年間闘ってきてよかった。かつて足尾鉱毒事件の谷中村の農民闘争がなぜ負けたのかを教訓にしてきた。モノ、カネ、弾圧に負けない。そのために一切の話し合いを拒否すると。だから今日がある。そして今、日本の国の方向を決める時代がきたことを実感する。労働者と農民が連帯し、国際連帯していくなかで戦争を阻止することができる。若い人の未来のためにともに闘ってください」と熱烈にアピール、大きな拍手が鳴り響いた。
今こそ三里塚闘争、国鉄1047名闘争を先頭に
動労千葉からは、田中委員長が「20数年ぶりに動労千葉が呼びかけ、千葉で三里塚集会を開催することになった。なによりも三里塚が年末から市東さんの農地取り上げをめぐる攻防という重大な正念場を迎えるからだ。かつてジェット闘争などで首をかけて闘ったが、もう一度動労千葉が呼びかけて三里塚をあらゆる人民の闘いの先頭に押し立てなければいけないと決意した」「国家権力と非妥協に43年間闘い続けている闘争は、日本、世界においても例がない。」さらに動労千葉のジェット闘争から動労本部からの分離・独立、国鉄分割・民営化攻撃の歴史にふれて、「三里塚闘争圧殺攻撃は、労働運動に対する変質攻撃と一体だった。農民が非妥協に闘っている姿を労働者がどう見て闘うのか、労働運動自身のあり方を決定する、それが労農連帯だ。」「23年間非妥協に続いている国鉄1047名闘争も譲れない闘いだ。原則を譲ってはならない。今の労働者、農民のおかれた酷い現実の中であらゆる怒りの声の前にこれらの闘いを押し立てよう。10・11三里塚から11・1労働者集会へ」と訴えた。
カンパアピールをはさんで、決意表明の最初に、動労千葉争議団から中村仁君が「三里塚の闘いを共に闘ってきたから動労千葉の結成もあった。われわれは絶対に分割・民営化は間違いだったと言わせて原職復帰する」と熱烈な決意を表明した。さらに国労共闘、動労千葉を支援する会、三里塚現闘、裁判員制度はいらない!千葉県実行委員会、百万人署名運動千葉県連絡会、学生、千葉・星野さんを取り戻す会、千葉労組交流センター、自治労、医療労働者、合同労組の仲間から熱い決意が表明された。それぞれ職場で地域で学園で、様々な闘いを展開し、10・1、11・1へ向けて奮闘している熱い息吹が伝わってきた。
最後に、配転阻止の10・1ストライキを決定した動労千葉から長田書記長のアピールが発せられた。「幕張支部への組織破壊攻撃に対し、断固反撃のストライキに立ちあがる。配転攻撃に対する回答は組織拡大だ」と決意を述べると会場は、圧倒的な拍手で応えた。
最後に、司会から10万を超えるカンパが集まったことが報告され、今日をもって実行委運動を継続していこうという提起が全体で確認された。そして、 10・11三里塚集会に結集し、11・1労働者集会1万人結集実現のために奮闘することを確認し、終了した。