分割・民営化反対闘争を原点に組織拡大を!
貨物労働者の未来を切り開こう!
第18回貨物協議会総会開く
4月24日、第18回貨物協議会総会が開催されました。山下事務次長の開会あいさつから、石川(二)副議長を総会議長に総会は進められました。
サブプライム問題に端を発した金融大恐慌は、実体経済に打撃を与え、製造業の「減産」を受けて、JR貨物は輸送量の減少が続き、今年度経営計画は、初めから50億円の経常赤字の計画となりました。貨物における闘いは正念場をむかえています。
大竹(哲)議長は、「予想をこえる赤字の中で、夏季手当など賃下げ攻撃がくる。団結を固めて、自分たちの闘いを地道に続けて行く。忌憚のない意見をだしあい、総会の成功をかちとろう」とあいさつ。
本部田中委員長は、「職場で着実に闘い、こんな分割・民営化を見直す、正す、という大きな志を忘れない。その場合の鍵は、組織拡大。これまでどう職場を守ってきたのか、本気になって話をする。動労千葉の団結をどう拡げていくのか、ここで勝負しよう」と檄。清水事務長から議案の提起、本部君塚副委員長からプラスの提起。
質疑応答では、「本線のストライキ」→「情勢を動かす事前の闘いの重要性」。「ダイ改、PFやプラネッツ、点呼など」→「問題点をドシドシあげてもらい、申し入れを行い、改善すること」などが出されました。
@反合・運転保安確立、A新人事・賃金制度、B要員問題、C組織強化・拡大の取り組みなど、当面する取り組みが確認されました。
親睦会も含め、今年の総会はいつになく盛り上がりました。国鉄の分割・民営化を絶対反対で闘った私たちだからこそ、こういう情勢のときこそ、労働組合の真価が問われ、団結して闘うこのことの大切さを体で知っているからだと思いました。
総会資料に、「資本主義・帝国主義が危機をむかえ、戦争と貧困をまきちらす存在でしかないことがはっきりとしているなかで、これを打ち破る労働者の闘いをつくり出そう。戦争と民営化、改憲と労働組合解体攻撃が激化するなかでそれに抗する広範な労働者の闘いをまきおこそう。11月集会1万人結集をかちとろう」とあります。
日々の職場闘争の地道な積み重ねと、労働者の闘う国際連帯である日月集会の結合。その核心である組織強化・拡大。ここに貨物に働く労働者の未来を切り拓く道筋がはっきりとした総会でした。
貨物協議会団結ガンバロー!! |