JR東日本−動労水戸最高裁決定に対して、「不当労働行為は行っていない」と開き直り
組合要求に基づく完全履行を行え!
動労千葉登用差別事件の勝利へ!
動労水戸の運転士登用差別事件は、昨年12月18日に、最高裁での決定を受けて、組合側の全面勝利となった。この勝利は、分割・民営化以降、JR東日本が行ってきた動労水戸組合員の運転士への登用拒否が、動労水戸をはじめとして国鉄分割・民営化に反対し続けている動労総連合に対する露骨な差別であることを明確に認定するなど、JR東日本の悪辣さを示すものとなった。
あらためて、動労水戸事件の完全履行をかちとるとともに、動労千葉の運転士登用差別事件の勝利に向けて、全力で闘いぬこう!
動労総連合を嫌悪した、新たな不当労働行為宣言だ!
この間、動労水戸及び動労総連合は、JR東日本及び水戸支社との団体交渉において、最高裁決定の勝利に基づき動労水戸組合員の運転士登用を含めた完全履行を求めてきた。
4月21日は動労水戸の当該組合員も参加してJR東日本との団体交渉が行われた。
しかし、団体交渉の中でJR東日本の法務担当者は、「最高裁決定で不当労働行為と認定されたことは認める」回答する一方で、会社の不当労働行為意思については、「会社として不当労働行為を行ったとは考えていない」との絶対に許すことができない回答を行ってきたのだ。
※団交の概要は以下のとおり。
組合 最高裁決定で不当労働行為が確定したことに踏まえて、組合側に謝罪すべきだ。その上で、運転士への登用、教育、差額賃金の支払い等、完全履行に向けた組合との協議を真摯に進めるべきだ。その上で、最高裁決定で不当労働行為が確定したことについてどのように考えているのか。
会社 不当労働行為と認定されたことは認める。しかし、会社として、不当労働行為を行ったとは認識していない。
組合 不当労働行為と認定されたにもかかわらず、『不当労働行為を行ったとは認識していない』と回答すること自体、動労水戸や動労総連合を嫌悪していることを物語るものだ。新たな不当労働行為を行うということではないか。
会社 嫌悪はしていない。不当労働行為をおこなったとは考えていない。会社としては、最高裁決定に基づいて命令に従う義務があり、履行していきたい。
組合 最高裁決定に基づく内容で組合側からの要求に基づき協議して進めることが本来の履行だ。
会社 命令に従う義務があるので履行する。
JR東日本は、自らが行ってきた差別・支配介入が不当労働行為と認定されたにもかかわらず、未だに「不当労働行為ではない」と開き直ること自体、最高裁決定を完全に無視するということに他ならない。
今、JR東日本は、「コンプライアンス」「法令遵守」を掲げて職場への締め付けを強めている。しかし、いくら「コンプライアンス」だと声高に叫んでも、会社自身が最高裁決定を無視したり、「信濃川取水問題」のように違法・不法を行っている以上、なんらの意味もなさないのだ。JR東日本の不当労働行為体質、違法体質そのものを変えていかなければならないのだ。
われわれは、あらためて動労水戸運転士登用差別事件の完全履行に向けて全力で闘いぬかなければならない。
一方、同様の事件でありながら動労千葉の運転士登用差別事件は、組合側の主張が退けられている。
動労水戸での勝利を武器にして、動労千葉運転士登用差別事件の勝利に向けて全力で闘いぬかなければならない。
JR東日本の開き直りを絶対に許すな!、動労水戸事件の完全履行をかちとろう!
動労千葉事件の勝利へ全力で闘いぬこう!
団結潮干狩り大会に集まろう!
日時 5月9日(土)10時集合
場所 木更津市・「 金田海岸」 (昨年までと場所が違います。注意して下さい)
交通 (1)館山自動車道・アクア連絡道〜金田インター下車
竜宮城ホテル三日月隣
(2)巌根駅から送迎車を用意します。
下り 9時35分(千葉発8時58分)
上り 9時36分(館山発8時12分)
(3)木更津駅西口から、竜宮城ホテル三日月行き、無料送迎バス有り
木更津駅西口発9時45分 竜宮城ホテル三日月着10時05分
※組合員・家族・OBの参加で、楽しい一日を! |