5・12〜14オキナワ闘争
労働組合の力で基地建設粉砕、改憲・戦争を阻止へ闘おう!
5月12〜14日、沖縄闘争に北嶋副委員長、佐藤執行委員が参加し、全国の仲間とともに基地撤去、改憲・戦争阻止へ闘いました。集会での発言を紹介します。
二度と戦争させてはならない
北嶋副委員長
(5・13オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年労働者交流集会での発言)
今回、動労総連合青年部としてこの集会を呼びかけさせていただいたのは、労働組合として戦争と反対し、基地に反対し、改憲を阻止する闘いが必要だと考えたからです。
沖縄ではオスプレイ墜落、米軍ヘリ部品落下など事故が立て続けに起こり、2年前には米軍属による女性暴行殺害という痛ましい事件がありました。しかし日米政府は強引に辺野古基地建設を進めているのが現実です。命より基地を優先する行動を許すことは決して出来ません。
JRでは東労組解体という情勢が巻きおこっています。UAゼンセンが9月大会で9条2項廃止を組合方針とし、連合全体を改憲勢力にする攻撃が狙われています。一方で、南北朝鮮首脳会談が行われました。これからの動きは分かりませんが、この事態を引き寄せたのは韓国民主労総を先頭とする「ロウソク革命」です。労働組合が、戦争を推進するのか、反対するのか。それは歴史を動かす大きな事態です。
僕は電車を運転していますが、沿線で見かける手を振ってくれる子ども。そのお父さんやお母さんを戦争に駆り立てる事態になれば、すごく悲しいことだと思っています。イの一番に、戦争物資や武器など、鉄道を使って輸送させられるようになる。こういうことを考えると、二度と日本で戦争が起きてはいけない、世界で戦争が起きてはいけないと思っています。
僕の祖母から戦時中の話をよく聞きます。二度と子どもたちに戦争を経験させてはいけないという思いでいます。ここに集まった皆さんとともに、青年労働者の先頭に立ってともに闘っていきます。よろしくお願いします。
JR大再編攻撃と対決しよう
佐藤執行委員
(『復帰』46年5・12沖縄集会での発言)
「JR東労組崩壊」は一企業の労務政策の転換ではなく、安倍政権の改憲戦争に向けた労働運動再編攻撃です。事態の本質は日本の労働運動の歴史の中で、4度目の労働運動再編攻撃と捉える必要があります。JRの職場での労働組合大再編に対して、労働組合の問題を真剣に考えよう、職場には闘う労働組合が必要だと、動労千葉・動労総連合は組織拡大で闘っています。
同時に、保線部門や駅外注化など、これまでのレベルを超えた合理化攻撃が毎週のように提案されています。乗務員勤務制度改悪、乗務手当廃止へ踏み出そうとしていることは重大です。乗務員だけの問題ではなく、JRの労働条件全体が根本から打ち砕かれることを意味しています。東労組は大合理化攻撃の前にも、「生産性向上にスピード感をもって対応します」と完全に会社に頭を下げています。国鉄分割・民営化以来のJR大再編攻撃が始まっています。
国鉄分割・民営化以来30年間、JRの支配の根幹をなしていた仕組みが崩れ始めました。JRから始まった改憲をめぐる労働運動再編攻撃に対抗する力をもつことができるか否か。正念場の情勢が到来しています。しかし、こうした激変情勢の中からこそ、闘いの展望や可能性が生まれてきます。動労千葉や動労総連合がどういう力を発揮できるかが問われています。
国鉄闘争を基軸に新自由主義の攻撃を打ち砕くこと、労働運動が戦争に加担することを再び許してはならないこと、そのために階級的労働運動の再生を目指して必死の努力を続けること、二度と戦争をしてはならない、改憲は命をかけても止めなければならない。沖縄闘争で決意を新たにして、ともに闘い抜きましょう。 |