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2・29総決起集会報告
08春闘勝利へストライキで闘おう!

各支部代表が組織拡大へ闘うことを表明

 2月29日、動労千葉はDC会館において08春闘勝利総決起集会を開催した。
 山口執行委員の司会で始まり、主催者あいさつを田中委員長がおこなった。

田中委員長あいさつ

 春闘の山場が迫る中で全組合員の意志統一を勝ちとりたい。われわれは、3万8千円の賃上げ要求と貨物の生活改善一時金30万円を要求している。3月15日のダイ改を中心にストライキを配置して闘う。
 今労働運動の復権の兆しが見える。水戸では予科生登用裁判が高裁で勝利した。北海道教組は査定昇給制度に反対して1万5千人がストライキをおこなった。沖縄では12万人の決起が始まっている。
 新自由主義は、企業にあらゆる自由を与え、法律が変えられ、それを労働組合が容認してきた結果今の状況になっている。労働者がもう引き下がる所がない所まで追い込まれている。今の社会では生きていけない青年が「希望は戦争」とならざるを得ないように酷い状況に置かれている。社会を変える力は労働者の団結した力しかない。
 08年は、不況とインフレの始まりとなる。サブプライムローンの破綻は、資本主義の終わりを示している。結局は改憲と戦争しかない。骨太方針では生産性を1・5倍に引き上げるとしている。結局はさらなる賃下げをするしかない。
 JRの情勢も大きく変わる。安全の崩壊、外注化による技術力の崩壊、要員問題に20年の矛盾が沸騰点に達している。革マル結託体制の崩壊が決定的に進み、国労は定中でスト基金を分配することを決め、全国単一組織を解散しようとしている。
 こうした時に何から出発するのか、当たり前の原点、労働者は競争ではなく、闘うことをとおして団結することだ。動労千葉もこのままではこれ以上進めない。組織拡大を何としてもかちとろう。

争議団高石さんと貨物協議会からの報告

 来賓あいさつは、動労千葉を支援する会の山本事務局長が「け落とし合いではなく団結。動労千葉の大事な所は必要な時に全組合員が総決起することだ。新自由主義は、断末魔を迎えている。戦争に対して圧倒的人民が反対している。組織拡大をかちとろう」とあいさつを行った。
 1047名闘争勝利へ高石さんが「1047名闘争は、何から始まったのか。分割・民営化反対のストが火種となった。全動労裁判では、不当労働行為で金を出しているのではない。20年闘って何を残すのか、今なら何も残らない。この国家的不当労働行為に痛い目を見せなければならない。裁判闘争などを現場と一体となって闘う」と決意表明をおこなった。
 貨物協議会からは「貨物は、1万2千人でスタートしたが現在は6千人台と2人に1人が職場を去った。しかも今は3分の1が55歳以上だ。乗務員の欠員は深刻で、乗務をおりることもおりる場所すらもない。根幹は分割・民営化だ。ニューストリーム2011は、4年で800人を削減する計画だ。このままいけば技術継承も出来ない。貨物の要員獲得へがんばろう」と貨物の状況と闘いへの決意表明した。

長田書記長が基調提起

 08春闘の具体的課題は、外注化、ライフサイクル、要員問題だ。京葉での車輪転削が2月から始まったが見切り発車で外注化の矛盾が噴き出している。駅の外注化は羽越線事故に見られるように安全の崩壊として現れている。
 ライフサイクルも駅の外注化、派遣化で要員を作っていないから乗務員をたらい回しに使おうとしている。滝君が加入し、一層われわれの課題として闘わなければならない。ライフサイクル白紙撤回へ向けて現場で闘いを起こそう。
 要員問題も貨物は深刻であり、東日本でも駅、運転士、検修すべての職場で要員をよこせと闘おう。賃上げにもこだわっていきたい。インフレに突入しようとする中で賃上げ、ベアを勝ちとらなければ生きていけない。労働者の決起、春闘の復活をかちとろう。
 1047名闘争の勝利をかちとるために闘おう。
 08年は、革マル結託体制の崩壊の年となろうとしている。その時に何ができるのか、全組合員の総決起で組織拡大をかちとることだ。今の3名が2桁をこえた時に大きく情勢が変わる。
 本日、厚労省、中労委へスト通知をおこなった。3月11日以降ストライキに入れる。ただちに闘争体制をつくりあげよう。
と基調提起をおこなった。
 決意表明では、委員長あいさつと基調報告を受けて各支部代表がそれぞれ、賃上げ、ライフサイクル、外注化、組織拡大へ向けて闘うことを表明した。最後に君塚副委員長の音頭で団結ガンバローをおこない集会を終了した。08春闘勝利へ全力で闘おう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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