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検査派出の本区融合化10・1強行弾劾!

全面外注化・派出解体攻撃うちやぶろう!

本日、会社は駅派出業務の本区との融合化を強行した。派出業務解体の攻撃を絶対に許すことはできない! すべての仲間は職場から「反対」の声をともにあげよう!

派出業務解体を許すな!

会社は駅派出業務を本区に融合化できる根拠として、「車両改良で大規模輸送障害を引き起こす車両故障は少なくなった」「異常時にタブレット等で故障の情報共有ができる」などを挙げている。

さらに団交では「本区からの出動で迅速に対応できる」「硬直的な働き方ではなく、さまざまな人に本線対応業務を経験してもらう」「活躍フィールドを広げるため」などと回答している。

しかし、すでにJR・CTSは次々に検査派出を廃止・縮小している。とりわけ千葉以東では銚子派出が22年、一ノ宮派出が今年のダイ改で廃止され、残された鴨川と木更津でも体制縮小が強行されている。その中で、さらに駅派出を本区と融合化するというのだ。

千葉支社管内の駅にある検査派出で本区との融合化対象にされているのは、千葉派出と西船橋派出だ。昨年度の出動実績は千葉派出で774件、西船橋派出で523件。千葉派出から銚子へ点検に出動するといった対応も行われている。

これだけの対応を本区から出動して、「迅速に対応」するなど不可能だ。事実上、「派出対応は行わない」というに等しい攻撃だ。運転士は何かあっても駅到着時にさえ車技に対応してもらえなくなる。検修業務も鉄道の安全もないがしろにし、乗務員の負担も増やす攻撃を断じて許すわけにはいかない!

深刻な安全の崩壊

この間、20数年にわたってJRが進めてきたのは、業務を外注化し、技術力の養成を放棄し、安全を破壊し、徹底して利益追求・コスト削減を進めることだった。その結果、生み出されたのはき信じがたい安全の崩壊であり、「鉄道崩壊」だ。

すでにこの間報道されているだけでも激しい安全崩壊が明らかになっている。

「単線区間に上下線から同時に列車が進入」「作業中に感電死」「新幹線が停車位置を520bもオーバー」「まともにブレーキ点検が行われず保守用車両が追突して脱線」「東北新幹線が走行中に分離」――到底信じがたい事故の連続だ。

貨物列車の脱線事故をきっかけに発覚した輪軸組み立て作業の不正は、JR各社や私鉄を含めて長年に渡りまん延していたことが明らかになった。

JR東は17年の時点の調査で約1200本の改ざんが発覚していながら、完全に隠ぺいしていた。さらにグループ会社「総合車両製作所」でも少なくとも13年から現在に至るまで不正が続けられていた。

利益のためだけに労働者をどこまでも駆り立てていく施策の結果が、今の現実だ。鉄道はさまざまな技術分野があり、それぞれの技術力を持った労働者を養成することは鉄道会社の根幹だ。各系統の技術力養成を放棄すれば、安全が崩壊するのは当然だ。

今こそともに声をあげよう

しかし、会社は職名を廃止して業務融合化を進め、「鉄道業務4千人削減」を打ち出し、各系統の技術力養成も完全に放棄しようとしている。さらに来年4月から新系列車両の機能保全(旧車両の交番検査)の外注化に踏み切ろうとしている。明らかに全面外注化、分社化・転籍に向けた攻撃だ。こんな攻撃をこれ以上続けさせてはならない!

反撃のカギは闘う労働組合の力だ。すべての仲間は今こそ動労千葉に結集しよう! そして、ともに全面外注化、分社化・転籍反対の声を上げよう。

組織拡大! 闘う労働 組合を歴史の最前線に登場させよう!

 
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