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内房線、外房線を中心に動物との衝突が急増−
  柵の設置等、早急に対策が必要だ!

19年度は、全体で95件ー内房線で52件、外房線で28件の衝突が発生

7月31日、JR千葉支社において、内房線、外房線を中心に急増している動物との衝突に対する早急な対策の実施を求めて団体交渉を行った。交渉の概要は以下のとおり。

19年度は、1・5倍に増加
竹岡〜浜金谷間にネット検討

組合 この間、内房線や外房線を中心にしてが多発している。以前に比べて増えていると感じる。発生した件数を明らかにすること。
会社 全体で、18年度は68件、19年度は95件発生している。
線区別では、次のとおりだ。
     18年度  19年度
内房線  35件   52件
外房線  20年   28件
総武本線      4件
成田線       3件
久留里線      1件
主にイノシシ、シカ、キョンなどだ。
組合 動物との衝突が発生している場所の分布はどうなっているのか。
会社 特に多いところは、内房線では、上総湊〜竹岡間で18件、竹岡〜浜金谷間で10件発生している。
外房線では、浪花〜鵜原間で14件、興津〜安房天津間で4件発生している。
組合 以前、竹岡駅の下りトンネル付近で20頭位シカを見たことがある。シカやイノシシなどとぶつかる区間は大体決まっている。柵を設置するなどの対策を早急に行うべきだ。
会社 柵を作ることは可能だと思う。
今後、竹岡〜浜金谷間にネットを設置することも検討している。
組合 できるところから早急に行ってもらいたい。その他に行っている対策はあるのか。
会社 シカ対策としは鉄分を与える対策を行っている。また別にオオカミの尿を設置して動物が近づかないようにする対策なども行っている。
組合 行っていることは分かったが、実際には増えているのが現状だ。
会社 増えているのは事実だ。
組合 対策を行うと同時に沿線の除草を徹底してもらいたい。除草していないために動物が入り込んでいる。除草も以前に比べて回数が減っているのではないか。
会社 除草は、年2〜3回程度行っている。

衝突した後の確認ー「生きていたら逃げて下さい」

組合 動物とぶつかった場合、指令から「降りて確認してください」と指示されるが、イノシシなど大きな動物が生きていた場合、襲われる可能性もありとても危険だ。どのように対応するのか。
会社 生きていたら逃げて下さい。
組合 動物との衝突は、毎週のように発生している。動物と衝突した場所や現れた場所にピンポイントで柵等の設置を行ってもらいたい。
また、今後の対策はどのように考えているのか。
会社 音と光を発する機械を設置したり、先ほどの鉄分を与える等の対策を引き続き行っていきたい。
組合 あらためて柵等の設置及び除草を行うことを要求する。
会社 対策は実施していく。

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