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韓国セウォル号沈没事故が突きつけているのはなにか?
「殺人者は船長ではなく新自由主義だ!」 4月16日の韓国セウォル号沈没事故で高校生、教員ら300人近くの乗客、乗員が殺された。そして韓国では深い悲しみとともに、パククネ政権への抑えがたい怒りが爆発寸前だ。 日本の廃船が 「韓国最大のクルーズ船」に セウォル号は、日本での18年間運行してた廃船を購入したものだ。さらに806人だった定員を、客室建て増しで960人に増やし、「韓国最大のクルーズ船」として幅広く宣伝され、2013年3月より仁川ー済州島の定期運行を開始した。
内部の操縦装置の腐食が進み、操舵機やレーダーの故障が度々発生していたオンボロ船が、どうして「韓国最大のクルーズ船」として運行できたのか。 5月14日、トルコ・ソマ炭坑爆破事故で、300人以上の労働者の命が奪われた。この炭鉱は2005年に民営化され、利益重視で安全対策がまともにされず、昨年1年間だけでも労災事故が4千件以上起きていたと地元メディアは報じている。 「闘いなくして安全なし」 このトルコの炭鉱事故にしても、セウォル号事故にしても、そしてJR北海道にしても、安全が崩壊している現実は現場の労働者は知っていた。しかし団結が破壊され、声を上げられなかった。その積み重ねが、大惨事に行き着いたのだ。だから、労働者の団結は、人間が生きる社会を、社会として成り立たせるための一番大事なことなのだ。 |
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう! |