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No.

「復帰は約束できない」―出向・外注化は片道キップだ!

今なら止められる 外注化阻止へたちあがろう!

3年で帰れる?

組合 支社またがりの異動は発生するのか。また復帰は元職場か。
会社 支社またがりの異動は、無いとは言えない。復帰は約束できない
組合 本人の希望を尊重するか。
会社 尊重するとは言えないが、本人希望を聞き、会社が判断する。
組合 多くの場合は元職場に復帰できるのか。
会社 そこに職場があれば戻るのが普通だ。しかし約束しろとなると、数年後のことなので約束できない。

 これは、東労組の本社外注化交渉(第7回交渉)の議事録だ。東労組は「3年で戻れる」とさかんに宣伝しているが、これが交渉の実態だ。
 しかも、黙っていたら外注化はこれからもどんどん進む。来年には構内計画業務が外注化され、その後には機動班業務が外注化される。ここまでは、今の時点で会社がはっきりと言っていることだ。機動班がやられる時には倉庫・資材業務も一緒に外注化されるだろう。機動班の外注化は遅くとも3年以内にやると言われている。出向から戻ると言ったって戻る職場はJRにどれだけ残っているのか? 会社が団交で正直に言っているとおり、「そこに職場があれば戻るのが普通だ。しかし約束しろとなると、数年後のことなので約束できない」というのが実際に起きることだ。

機能保全も技管も外注化?
 残るのは新系列の機能保全と技管だが、これも会社は団交で次のように言っている。

組合 今回の提案にある残すもの(新系列の機能保全や技管)については、将来的にも維持されるのか。
会社 どこに残すかはこれまでも議論してきたが、グループ会社の中に内在するという考えだ。インソーシングし、外に出すのではなくグループ一体で技術力を中に持つという趣旨だ。

 これも東労組の団交記録からの抜粋だ。会社はグループ会社への外注化を「インソーシング」と言っているが、結局、機能保全や技管も最終的には外注化すると公言している。おそらく5年後ぐらいには外注化することを考えていると思われる。

 なぜ隠すのか

 JR側に検修・構内業務は全く残さない考えだ。これを見れば明らかなように、帰って来れるとか来れないとかいうのは、全く意味をもたない誤魔化しに過ぎない。最終的には否応なく転籍まで行き着く。これは脅かしで言っているわけではない。今のようなことを進めていったら、現実にそうなる以外の選択肢は無くなるのだ。
 東労組はなぜ、会社が言っていることを正確に組合員に伝えないのか? なぜ事実を隠し、ウソをついて外注化を進めようとするのか?
 今なら止められる。後になって後悔しても始まらない。外注化阻止に向けて共に闘おう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう
 
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