厚生労働大臣あてに偽装請負の違反申告を提出
外注化ー強制出向対象者49名が申告者に
外注化を許したら、安全の崩壊と雇用破壊をもたらすことは明らかだ!
厚労大臣あての違反申告で千葉労働局を訪れた動労千葉組合員と弁護士、支援する会の仲間たち。
全ての組合員のみなさん!
そしてJRで働く仲間のみなさん!
動労千葉は、8月3日、厚生労働大臣あてに、検修・構内業務の全面外注化が偽装請負による違法行為であることから、是正の措置を求める違反申告を行った。
JR・CTS双方で技術・経験が無いことを自認
この違反申告は、外注化の対象となっている業務を担当している動労千葉組合員49名が申告者となり、申立を行った。
偽訴請負の事実としては、そもそもJR東日本やJR千葉支社、そして千葉鉄道サービスなど業務を委託・受託する双方の会社自身が、「鉄道サービス会社は、9月30日まで鉄道業務に関する技術経験がない」ことを公言していること、技術経験がないために87名に及ぶ労働者を出向させることで外注化を成り立たせようとしていること、「請負業務において発注者(JR)は、労働者に対する技術指導を行うことはできない」とされているが、東労組の議事録では「施策の目的は技術指導」と明記され、労使で確認していること、しかも、1月に京葉車両センターで外注化された構内入換業務においては、委託業務である「仕業1」の担当者が超勤ができない中で、JRの「仕業2」担当者にい委託業務を行わせるという偽装請負が行われている実態等について説明し、早急に現場への調査を行うよう訴えた。
「こんなに出向を出す意味があるんですか」ー労働局
8月3日の申立に当たっては、長田書記長を先頭に申告者となった組合員や支援する会の仲間など10名が千葉労働局を訪れ、担当者に対して違反申告の趣旨や外注化に伴う偽装請負の実態等々について1時間にわたり説明を行ない、早急に調査を行うことを求めた。
違反申告を受けて千葉労働局の担当者からも「こんなに出向を出す意味があるんですか」等々の意見が出される状況であった。
そして、違反申告後、DC会館において記者会見を行い、偽装請負の実態や、外注化が安全や雇用を崩壊させることなどについて明らかにした。
二度と尼崎事故、関越道バス事故を許さないために、動労千葉でともに闘おう!
記者会見で、「違法な委託外注化、鉄道の安心安全、雇用の破壊の観点から問題であり、徹底して反対したい」と田中委員長から訴えられた(8/4付千葉日報)
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