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3・19〜20第4波ストへ!

動労千葉総決起集会(全水道会館13時)へ結集を

「現時点、ベア・定昇の実施は難しいと考えている」─貨物会社

JR貨物の定昇廃止=賃下げ攻撃許すな!

「定昇なし」は賃金制度の改悪だ
 JR貨物は、3月11日におこなわれた新賃金交渉において、現時点の会社の考えとして「ベア、定期昇給はむずかしいと考えている」ことを明らかとした。貨物会社は、この10年連続してベアゼロ回答を続けている。さらに期末手当も超低額回答のまま推移してきた。一方で、定年退職者の増加と新規採用の抑制で職場の要員状況は悪化したままだ。こうした賃金抑制と欠員で労働条件は、一向に改善されないのが現状だ。
 こうした職場の状況にあるにも係わらず今年はさらに、ベアゼロの上に定期昇給まで行わないと言うのだ。こんなことは許されない。会社は、11日の「定昇なし」方針を撤回し、組合要求に基づく回答を行え。
 「定昇なし」は現行の賃金制度を解体しようとするものだ。貨物会社はかつて人事・賃金制度の改悪を狙い、「仕事給と年齢給」という2階建ての賃金をもって、定期昇給を圧縮しようとした。だが今回は定昇そのものを行わないことで、より一層の改悪を狙っている。一旦「定昇なし」が始まったら、これが続くのは期末手当を見ても明らかだ。絶対に許すな。

「定昇なし」は到底容認できない
 会社の「定昇なし」の考えに対し、組合から、貨物会社はそこで働く労働者にきちんと賃金を支払う義務があり、「定昇なし」は論外と考えている。就業規則は、定期昇給を行うことを前提に作られている、「定昇なし」は就業規則上も無理があるし、なし崩しの改悪だ。かつて赤字が続いてきたときでも、定昇は行われてきた。今回の「定昇なし」は到底納得できない、と会社を追及した。
 これに対し会社は、「社員の処遇を考えるのは当然のことだが、黒字にすることが先決。就業規則上定昇を前提に成り立っているのは事実で、実施しなければならない部分だ。しかし10年4月1日にかぎり見合わせることとしたい」という回答に終始した。
 会社は、「3年連続で赤字が続くと、金融機関の貨物会社の格付けが『要注意』となり、資金繰りに影響が出る。そのほうが社員にとっては影響が大きい」と脅し文句を並べたうえで、そうしないために「定昇なし」を行うことにあくまでも固執した考えを述べた。

黙っていたら賃下げだ、闘いに立ち上がろう
 こうした貨物会社の「定昇なし」強行策動を断じて許すことはできない。会社はこれまでも、危機に立つと労働者に犠牲を転嫁して、危機乗り切りを行ってきた。そして今回最後の「聖域」である賃金、とりわけ定昇に手を出してきた。黙っていたら賃金抑制はもっと激しくなる、断固闘いに立ち上がろう。「定昇なし」回答打破、大幅賃上げ獲得にむけて、総決起しよう。
 10春闘は、貨物の賃金問題が焦点になっている。東日本においても乗務手当について東労組と水面下で交渉が始まっている。3・19〜20ストを断固闘い、スト総決起集会をかちとり、貨物本社抗議行動を闘い抜こう。

10春闘勝利! 貨物定昇廃止・ベアゼロ攻撃粉砕!
3・19スト貫徹動労千葉総決起集会・貨物本社抗議行動

●3月19日(金)13時
●全水道会館(JR水道橋駅下車トホ5分)
 
※集会終了後、貨物本社抗議行動


大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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