本日正午 外注化阻止第2波スト
鈴木君・内田君の不当配転を許すな! 動労千葉に結集しともに闘おう!
スト破りをするな
われわれは、本日正午、外注化阻止の第二波ストに突入する。JRは外注化を強行するためには手段を選ばないという構えだ。幕張支部の組合員を交番検査から外し、支部三役を次々と配転し、今度は執行委員2名を配転するというのだ。力ずくで現場を黙らせ、外注化を強行しようというのだ。
本当に大切なことを答えてほしい
外注化提案から4ヵ月が経つが、会社は、本当に大切なこと、肝心なことは何ひとつ明らかにしようとしていない。▼外注化などして車両の安全が確保できるのか、できるというならその根拠は何なのか。▼本当に技術力を継承していくことができるのか、その根拠は何なのか。▼車両整備会社の酷い労働条件のもとで「プロパーの検修職」など本当に養成できるのか、そもそも労働者を長期に定着させること自体が困難なのが現実なのではないか。▼今、検修職場で働いている者は将来どうなるのか、外注化される業務と一緒に強制出向に駆り立てられた者のその後はどうなるのか。▼この外注化計画は「偽装請負」に当たる違法行為なのではないか、法律の条文では明確にそうなっているではないか、そのことをどう説明するのか。▼そもそもなぜこんな外注化をやらなければならないのか、鉄道は人の生命にかかわる公共のものだ。コストカットだけで突き進んでいいのか。・・・これは誰もが聞きたいと思っていることだ。誰もが不安に思っていることだ。だが、本社も、支社も、現場の管理者も一言も答えない。労働組合まで、あたかもできレースをやっているかのように、それを真剣に追及しようしない。それでやることは「黙れ!」とばかりに配転に次ぐ配転だ。一体この現実は何なのか。
われわれは難しいことを求めているのではない。単純明快なことだ。にも係わらず誰も答えないのだ。
今ですらこの現実だ !
検修職場は、現在でも運転保安に係わる問題がやま積みになっている。例えば、真っ先に外注化の対象にされている車輪転削業務では、車輪全周に幅50
o深さ最大7 o強の「熱切れ」と呼ばれる亀裂が発生するというこ とが起きている。28万〜30万q走行のE217系M車に発生している現象だが、傷の深さから、転削しても残ってしまう場合がある。「熱切れ」はいずれフラットに変わると言われている。
本来なら、支社・現場の管理者が直ちに対策を立てなければいけない問題だ。しかもそれは現場の車輪転削担当者ぬきには正確な現状を把握することすらできないことだ。
それを外注化したら一体どうなるのか。千葉支社は、規程値をこえて車輪が磨耗し、フラットが発生した列車を走らせている問題の団交で、何と「規程違反ではない。認識の違いだ」と回答した。京葉車両センターの転削業務で起きている問題(作業ミスにより4軸交換に至った)についても、「委託した業務の中身について議論する場ではない」と言って回答を拒否するのだ。今ですらこれが現実だ。
団交は2ヵ月ストップ!
だが、今JRがやろうとしているのは車輪転削のレベルではない。検修・構内業務の丸投げ的外注化だ。あらゆるところから問題が吹き出すことになるだろう。そんなことをしたら検修体制は崩壊する。外注化は絶対許してはならない。
闘いは、すでに2ヵ月以上団交をストップさせている。2月のストでは2名の仲間が動労千葉に結集してくれた。みんなが声をあげれば、外注化は阻止できる。スト破りをするな! 動労千葉に結集しともに闘おう。
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