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信じられない車両故障が続出!
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ヨーダンパの折損は、ボルスタレス台車が激しく横揺れしている証拠だ。大惨事になる一歩手前だった。 |
コスト削減のために車両や台車が軽量化されたため、到るところで折損や破損、不具合が多発している! |
今、JR東日本の列車で、考えられよう車両故障が続出している。
【写真上段】今年5月1日、幕張車両センターにおいて、仕業検査で217系の列車を点検していたところ、ヨーダンパが中心から折れ曲がっているのが発見された。取り外してみたところ、ヨーダンパが筒の中で折れていたのだ。いつバラバラになってもおかしくない状態だった。このような重量物が、走行中に外れでもしたら、大惨事になるところだったのだ。(右側が今回の折れたヨーダンパ。左側は、正常な状態で台車に取り付けらているヨーダンパ)
ヨーダンパは、台車の左右動をおさえるために取り付けられている部品だが、このヨーダンパが折れるということは、この間動労千葉が訴えてきたように、ボルスタレス台車が激しく揺れているということだ。
【写真下段】5月21日、同じく仕業検査で217系列車を点検中、滑走検知速度発電機ケーブル支え板が真っ二つに折れ、折れた部分がケーブルにぶら下がっている状態で発見された。もしケーブルが、折れた支え板に耐えきれずに切れていたら、これも大惨事になるところだったのだ。(右側が真っ二つになった支え板。左側が、正常の状態。波線部分から折れた)
JR東日本は、06年3月ダイ改から、217系車両の検査業務を鎌倉総合車両センターに移管したが、それ以降、これまででは考えられない車両故障が続発している。
しかし、故障が発見されても直ぐには直すこともできず、「故障シール」が1ヶ月以上も張りっぱなしの状態が続いている。
しかも、その故障が発見できたとしても倉庫に部品(予備品)がないために修理することもできない状態だ。そして、現場の管理者や支社は、予備品を取り寄せようともしないのだ。これでまともな検査業務ができるはずがない。
列車の安全確保、検修技術の継承にはベテランが必要
一方、幕張車両センターでは、6月1日以降、交番検査班から動労千葉組合員を全て排除して交番検査を行っている。しかし、交検班に配置されているのは、ほとんどが各パートを一巡もしておらず、中には今年の4月以降に配属された者もいるのだ。
新人に列車の安全に関する考え方や技術を継承するためにも、絶対にベテランを配置すべきだ。動労千葉を排除することだけに躍起となり、安全感覚が完全に崩壊している状態だ。こいした中で考えられない車両故障が続出している。極めて危険だ。
幕張車両センター所長は、安全と技術継承を考えて、交検班にベテランを配置しろ!