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「 ライフサイクル」 粉砕へ、 ストライキで闘おう!
千葉支社は、 6月1日実施を中止しろ!

 動労千葉は、5月14日、JR千葉支社に対して、動労千葉申第15号により、あらためて「『ライフサイクル』の深度化」攻撃の中止及び、「覚書」=労働協約を締結していない動労千葉所属組合員については、運転士から駅への異動の対象としないことを求めて申し入れを行った。(申し入れ参照)
 「『ライフサイクル』の深度化」については、動労総連合は「覚書」=労働協約を締結していない以上、対象にならないことは明白だ。01年4月から会社が導入した「シニア制度」では、動労千葉が制度の適用を求めたにもかかわらず「交渉権を尊重した」と称して動労千葉の組合員を排除するという不当労働行為を行ってきた。こうした経緯を見れば、今回の「『ライフサイクル』の深度化」では、「覚書」=労働協約を締結していない以上、運転士から駅へ異動となる対象にならないことははっきりしている。
 一方、会社は、駅業務については管理業務以外は契約社員を導入し、そして輸送職には運転士からの補充で要員を確保しようとしている。これは今後、駅から車掌に登用する母体そのものがなくなることを意味しており、車掌業務の外注化や、今度は運転士から車掌へのたらい回しが行われることを意味している。結局、「直営で残るのは運転士だけだから、会社の好き勝手に使う」というのが会社の狙いだ。
 こんなことを許したら、全ての職場で同じことが行われることになるのだ。
 今こそ、「ライフサイクル」粉砕に向けて起ちあがるときだ。

組合員の指名を中止しない場合はストライキ突入を通告

 一方、千葉支社は、5月8日に行われた団交において、「年間10名〜15名を異動する」「今年度は6月頃と需給の余裕ができる時期(年度末頃)に実施する」「面談で希望を把握したが、ローンも含めて全てを考慮することにはならない」「基本は3年だが、駅に残ってもらうケースはある」との回答を行ってきたが、人選の基準や明確な実施時期等については回答を拒否するという姿勢に終始した。
 しかし千葉支社は、「覚書」=労働協約が未締結であることについては、「『ライフサイクル』の深度化に関する運用であり、『シニア協定』とは違う」「社員としての運用が変わるだけ」という回答を行ってきた。
 これは、労働協約に関係なく動労千葉の組合員も運転士から駅への異動の対象にしようと狙っていることを示している。
 こうした千葉支社の不誠実な回答に対して動労千葉は、動労千葉の組合員を「『ライフサイクル』の深度化」で運転士から駅への異動に指名することが明らかになった場合は、直ちにストライキを実施する、ことを千葉支社に突きつけてきた。
 ライフサイクルを粉砕し、仲間を守り抜くために全ての組合員が、何時いかなる時でもストライキに立ち上がれる万全の闘争体制を確立しよう!

動労千葉申第15号
2008年5月14日

東日本旅客鉄道株式会社
 千葉支社長 原田 尚志殿

国鉄千葉動力車労働組合    
執行委員長 田中 康宏

「『ライフサイクル』の深度化」に関する申し入れ(その2)

1.「『ライフサイクル』の深度化」の6月1日実施を中止すること。

2.「覚書」=労働協約を締結していない状況に踏まえ、動労千葉に所属する組合 員については、「『ライフサイクル』の深度化」による運転士から駅への異動対 象としないこと。

3.技術力継承の観点から、駅輸送職については、駅自身で養成すること。
  また、具体的な養成計画を明らかにすること。

4.技術力継承、運転保安を確立する観点から、駅、車両検修、構内、施設関係等 の外注化計画を中止すること。

5.会社は、駅における営業職については契約社員に置き換え、一方、輸送職につ いては「『ライフサイクル』の深度化」による運転士からの補充により需給を賄 おうとしているが、これは車掌及び運転士を養成する母体がなくなることを意味 するが、このような状況の中で将来にわたって車掌及び運転士をどのように養成 しようと考えているのか、千葉支社の考え方を明らかにすること。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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