5月16日以降いつでもストライキに突入できる体制を確立しよう
第4回支部代表者会議において、闘争方針を確認
動労千葉は、5月12日、第4回支部代表者会議を開催し、ライフサイクル粉砕へ向けた闘争体制の確立と組織拡大、洞爺湖サミット反対闘争を中心とした当面する取り組みについて各支部長に確認・伝達した。
千葉支社は、今週中に配転者の人選を決定し、20日前後に事前通知、6月1日発令という形で動いている。
また、千葉支社は今年度のライフサイクルに基づく配転を6月だけでなく2回強行しようとしている。
改めてライフサイクル攻撃は、全運転士の問題であり、JRの全労働者の問題であるという立場に立ちスト体制を確立しなければならない。
ライフサイクルのように会社の好き勝手に、いつでも運転士を駅に配転できるようなことを認めたら、JRの全労働者が将棋の駒のように扱われるようになることは明らかである。
何よりも職場の団結を破壊するという意味でも、最も悪辣な攻撃である。
しかも、こんなやり方では、「駅要員のパンク」という、民営化体制の矛盾は何ひとつ解決しないし、矛盾の爆発を先延ばしすることによって事態は一層悪化し、運転保安の危機、技術継承の崩壊はより深刻化する。
また、運転職場側も、休勤でようやく業務が回っているのが現実であり、ライフサイクルは、運転職場のさらなる労働強化をもたらすものである。しかも、会社はこれと一体で運転士の特殊勤務手当の剥奪を公言している。
さらに決定的に重要なのは、「ニューフロンティア」計画の突破口がシニア制度によって開始されたように、ライフサイクルは、新経営計画の突破口をなす意味を持つ。第二の分割・民営化攻撃そのものである。
JR東日本は、10年後には1300人の運転士を駅に出すということをシュミレーションしているように駅の輸送職は基本的に運転士でまかなおうとしている。つまり、ライフサイクルは、「現場で直営に残るのは運転士だけ」「だから運転士をどのようにでも使う」というような、外注化攻撃の全面的なエスカレーションの突破口を開く攻撃である。
多くの平成採が、動労千葉がこの闘いをどう展開するのかを注目しており、組織拡大もこの攻防戦を全力を尽くしてやりきることの中からしか生まれてこないことも明らかである。
さらに、「動労千葉の組合員を再雇用から除外するのは、少数組合の団交権を尊重したからだ」と言ったシニア制度の時の経緯からすれば、動労千葉の組合員はライフサイクルの対象から除外されるはずである。
ライフサイクル粉砕へただちに闘争体制を確立しよう。
ライフサイクル粉砕へ向けた具体的な闘いの方針
1.今週1週間の交渉が最大の山場となる状況にふまえ、各支部は5月16日以降いつでもストライキに立ち上がることのできる闘争体制を確立すること。
なお、上記に関わらず、当局からの不当な支配介入や闘争圧殺攻撃が予想されるため、各支部は、13日以降闘争準備体制に入ること。
2.ストライキの戦術については、ライフサイクル攻撃の重大性にふまえ、全組合員を対象としたストライキの配置を基本とし、具体的には、本部執行委員会で判断することとする。
3.状況により、緊急総決起集会を開催する。
4.各支部は、緊急に支部執行委員会、職場集会、個別オルグ等を開催し、本闘争方針について万全の意志統一を図ること。
5.各支部は、今月分全組合員の勤務を本部まで集中すること。
6.各支部は、本闘争方針にふまえ、平成採等を対象とした組織拡大の取り組みを全力で強化すること。 |