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安全運転闘争介入事件第6回審問行われる(4/11)
岩瀬君−安全運転闘争の必要性と正当性を訴える!

「 運転士として正常な状態を保つことが第一だ!」
不当な監視・現認を徹底的に糾弾!

 4月11日、14時から、千葉県労働委員会において、「安全運転闘争介入事件」の第6回審問が行われ、各支部からの傍聴も含めて40名が結集して見守る中で、組合側証人として被処分者を代表して岩瀬恵一君が証言を行った。

乗員・乗客の生命を守る重要な闘いだ!

 岩瀬君の証言では、まず最初に、安全運転闘争を行うにあたって、当時の館山支部における意思統一の状況が明らかにされた。この中では、職場集会において本部からの提起を受けて議論が行われ、組合員からは、管理者の添乗等に対する問題点等が出されたこと、安全運転闘争に対する反対意見はなかったこと、とくに尼崎事故や羽越線事故という大惨事があり、自分や乗客の生命を守るためにも重要な闘いであるとの認識を全員が持っていたいことを明らかにした。
 また、当時の館山運転区が担当していた内房線では湊川橋梁や波太川橋梁のように早目規制区間に指定されていたり、京葉線では新木場から地下に入る下り込みの曲線部分が強風に煽られるなど危険箇所としてあったことを具体的に証言した。
 そして、安全運転闘争に対する会社の不当な管理・現認について証言が行われた。
 この中で岩瀬君からは、蘇我から乗務した管理者2名のうち1名がストップウォッチで運転時間を計っていたことに対して、列車の遅れを計り、それを理由にして処分を行うための添乗であり、「処分が嫌なら闘争を止めろ」という恫喝以外の何ものでもないことを明確にした。
 一方、当時の京葉線では、東京駅に入る際に、普段でも場内で止められて遅れ気味になることが多く、安全運転闘争での遅れ程度は常にあったことを証言し、京葉線での運転速度がぎりぎりで設定されている状況の中で、安全運転闘争のように速度を落としても何ら影響がないこと、しかも東京駅の出入りがスムーズに行えることを明らかにした。

「 安全運転と書いたら処分」 の恫喝!

 さらに証言では、乗務終了後の点呼時における会社の不当な弾圧の状況を証言した。
 乗務終了後、運転状況報告書に、安全運転闘争で蘇我〜東京間で1分の遅れがでたことから「安全運転」と記入して提出しようとしたところ、通常は1名しかいない当直助役が2名で対応し、「『安全運転』と記入すると処分の対象になる」と告げてきたこと、それ自体処分をちらつかせて力づくで安全運転闘争を潰そうとする不当な介入であること、この不当な対応に対して断固として抗議して書面を提出し、安全運転闘争を貫徹したことを改めて訴えた。
 また、処分発令時には、現場長からの処分通知を渡されたが、そもそも正当な争議行為であり、処分される理由がないこと、不当な介入への抗議も含めて処分通知の受け取りを拒否したことを明らかにした。「 安全運転と書いたら処分」 の恫喝!
 そして最後に、不当処分による不利益について証言し、運転無事故表彰の累積期間が6ヶ月削られたこと、さらに今後「厳重注意」があった場合には累積して「訓告」や「戒告」等の処分が行われる危険性があることを訴えた。
 一方、会社側の反対尋問は、遅れた列車の確認と運転状況報告書の提出状況の確認が行われただけで終了するというものであった。
 また、千労委の労働者側委員からは、尼崎事故の原因やそれを知ったときの状況等について質問され、スピードアップや設備面での不備、遅れてはいけなおちいう心理状態に追い込まれたこと等を証言し、最後に、「運転士をやる上で、精神的に正常な状態を維持することが一番重要です」と締めくくり、安全運転闘争に対する管理者2名の添乗が、そもそも安全を否定するものであることを鮮明にして証言を終了した。
 本件安全運転闘争介入事件に関する組合側証人は今回で終了し、次回からは会社側証人に対する審問が行われる。
 会社側の不当な証言を許さず、不当処分撤回に向けて傍聴体制を強化して闘いぬこう。
 次回審問は、5月13日、14時から、会社側・梅原証人(人事部担当部長)に対する審問の予定。

当面する行動について  
◎動労千葉鉄建公団訴訟第16回公判
日時 4月23日 (水) 14時から
 所 東京地方裁判所 506号法廷

◎尼崎事故弾劾!4・26尼崎労働者集会
日時 4月26日 (土) 13時から
場所 兵庫県尼崎市・JR尼崎駅北口広場

◎第7回サークル協団結潮干狩り大会
日時 5月6日 (火 休日) 10時集合
場所 木更津市・江川海岸

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