home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

館山運転区−木更津支区廃止絶対反対!千葉支社申9号団交(1/25)
運転士10名の送り込みを居直る千葉支社を許すな!
内燃免許所持者の不当な配転は絶対に認められない!

会社は運転士の心理状態を考えているのか!
安全確保に向けた環境をつくるのは会社の責任だ!

 1月25日、JR千葉支社において、3月ダイ改における館山運転区ー木更津支区廃止、「木更津運輸区」新設及びダイ改における諸施策に関する団体交渉が行われた。
 団交には、館山支部、木更津支部を先頭に各支部代表が参加して行われた。

館山・木更津を先頭に、怒りの団体交渉

 今ダイ改での館山運転区−木更津支区廃止、「木更津運輸区」新設は、動労千葉にとって組織破壊以外の何ものでもない。断じて認めるわけにはいかない。
 とくに廃止対象の2区を無視して10名(12月4名、1月6名)を「木更津運輸準備区」に送り込んだことに対しては職場で怒りが渦巻いている。廃止対象とされている職場で働く者がどれだけ不安を抱えて業務をしているのか会社は知っているのか。不安な中で乗務すること自体、事故につながりかねない重大問題だ。事故を起こさない環境を作ることが会社の責任であるはずだ。こうしたことを無視する会社をあらためて弾劾する。
 冒頭、会社に対して以上の抗議を叩きつけ、団交を行った。

まず、廃止対象区のことを考えるべきだ

組合 館山など廃止対象になっている職場の運転士が、どれだけ不安を持ちながら毎日の仕事を行っているか考えたことがあるのか。安全確保を最優先に考えなくてはならないのにやっていることは不安を煽っているだけではないか。
会社 組合の言う事もわかりますが、蘇我運輸区、習志野運輸区に余力があり、これを活用することで「木更津運輸区」にスムーズに移行できる。必要な施策と考えている。
組合 回答になっていない。そこで働いている者のことを聞いているのだ。35名というEC要員の規模は決まっており、そこに事前に10名行けば25名の枠に減ることになる。「俺はどうなるのだろう」と思うのはごく当然のことだ。なぜ館山や木更津の希望調査が終わるまで待てなかったのか。
会社 3月18日と時間が切られており、時間的にギリギリである。移行に必要な施策なのでご理解をお願いしたい。
組合 運転士の送り込みをさらに行う計画はあるのか。
会社 人事のことなので、あるともないとも申し上げられない。
組合 10人を助勤という形にできないのか。
会社 発令行為なので、それはできない。
組合 訓練計画はどのようになっているのか。
会社 4名については終了し、今後、指導操縦者として習志野からの転勤者6名の訓練運転を担当する。
 6名のハンドル訓練については、内房線は臨時列車を仕立てて行う。京葉線については特急列車で行う。
組合 「木更津運輸区」発足に伴う業務指示や早朝出勤の渡りについてどのように考えているのか。
会社 ユニットの乙の早朝出勤については代務を立てる予定である。細かいことについては精査中であり、早急に提案できるようにしたい。

内燃免許所有者の不当な扱いにはストだ

組合 館山運転区の廃止に便乗して、内燃免許所持者を千葉運転区に配転するようなことは断じて認めるわけにはいかない。もしそのようなことが行われた場合、ストも含めて断固とした闘いをやらざるを得ない。
 DL業務を将来的にどのように維持するのか、対策の必要性を訴えてきたのは組合側だ。会社がそれを放置してきた。
 転換教育を行った平成採も、全部木更津に投入し、千葉転のDL業務は無視し続けてきたではないか。
会社 人事のことは、この場であるともないともいえない。
組合 年令的な問題、通勤距離の問題、担当線区の多さなど問題が多すぎる。とくに、実態としては、館山運転区で内燃免許を持っている者は、館山より下り方面だったり、外房線では勝浦より下りの者がほとんどだ。
会社 組合側の主張は理解できるが、今ここではっきり申し上げることはできない。
組合 50歳近くになって千葉転が持っている線区や車種を覚えろということには無理がある。しかも、何十年もDLを運転していないし、それを無理にDLのハンドルを握らせることは実際にできないはずだ。千葉転配属になるくらいならハンドルを置くという声もあるくらいだ。運転保安上も問題である。
会社 会社としてはどうこう申し上げられない。
組合 この機会に、DL業務の持ち方について抜本的に変更すべきだ。例えば機関車を置いている木更津に業務を移管するとか、内燃免許を持っている平成採の運転士を千葉転に配置するなど、やればできるはずだ。
会社 意見は伺っておく。
組合 内房線でのワンマン運転の考えはあるのか。
会社 いろいろと検討はしていると思う。

 1月25日の団交は、時間の関係で一旦終了し、後日あらためて続行することとした。
 しかし、この日の団交ではっきりしたことは、10名の運転士送り込みを完全に開き直り、館山や木更津に所属する者は一切無視するという絶対に許せない対応を行っているということだ。こうした千葉支社の姿勢を絶対に許さず、職場からの怒りを叩きつけよう。館山運転区−木更津支区廃止絶対反対!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る