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館山運転区−木更津支区廃止反対総行動が大成功
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【写真上】沿線自治体に要請行動 【写真下】支部事務所で行動報告 |
全ての組合員の皆対さん!
館山運転区−木更津支区廃止反対に向けた総行動が大成功しました。JRの営利優先による列車削減=地域切り捨てに対して沿線自治体や地域住民はもの凄い怒りをもっています。この怒りと結合し、地域の切り捨てにつながる館山運転区−木更津支区廃止反対の闘いを全力で闘いぬこう!
館山運転区−木更津支区廃止反対に向けた総行動は、8月9日〜11日にかけて、館山支部を中心にして展開され、内房線沿線の館山市、南房総市、鋸南町、富津市の市長や商工会、観光協会、教育委員会等に対する要請行動として行われた。要請先は、35箇所に及び、全ての箇所で「JRから何の説明もない」「初めて聞いた」「地域の切り捨ては認められない」「JRにはさんざん要求しているが全く聞かない」等々、JRへの怒りが地域に溢れていることが今回の要請行動ではっきりした。
館山運転区ー木更津支区廃止阻止に向けて、確信も固く闘いぬこう!
要請行動の中では、とくに次の3点を訴えてきた。
館山運転区廃止の理由としてJR千葉支社が、「君津以遠は乗客数が激減している」「将来的な輸送体系の変化」を挙げており、将来的にはこれまで以上に列車を減らすことが見込まれていること。
館山運転区は、現在も70名の労働者が働く場として地域でも重要な職場になっており、その働く場がなくなること自体地域の衰退に直結する深刻な問題となること。
そして、この間も内房線を中心にして列車の動揺が運転士から相次いで報告され、さらにレール締結ボルトの脱落等が多数発見される状況となっている。儲からない地域には基地を置かない、儲からないから列車を切るという考え方は、安全をないがしろにする危険な考え方であること。
こうした点を要請先で訴えると、当初、予想もしていなかった大きな反響が返ってきた。それは、JRが鉄道の公共性を捨てて営利優先に走っていることに対するもの凄い怒りであった。 館山市への要請では、下記のとおり市長も重大問題として捉えて協力するとの回答を行ってきた。
また、観光協会でも、下記のとおりJRへの憤りをあらわにしている状況だ。
要請に対する館山市・辻田 実市長の回答(要旨) 交通アクセスの点でいっても館山には拠点を残すべきではないか。都市部だけに集中すれば地方が切り捨てられることは明らか。 |
観光協会の回答(要旨) JRには、これまで何度も列車の増発等を要請してきた。しかし、今年の3月には、昼間の特急が全て廃止されてしまった。これでは観光客も来なくなってしまう。JRには何を言っても返事すら返ってこない。 |
紹介した地域の声は、ほんの一例にすぎない。地域にとって一番重要な地域の足や雇用の場を確保する問題を、何の説明もせず、JRが儲けることだけを考えて、一方的に切り捨てようとする姿勢に怒りの声が上がっているのだ。しかもこの怒りは、永年にわたって積もりに積もった怒りだ。
この怒りと結合し、館山運転区ー木更津支区廃止反対の大運動をつくりあげよう!
反合・運転保安確立へ、全力で闘いぬこう!