home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

あすは我が身
幕張構内事故への不当処分許すな
16日処分粉砕に向けた緊急行動

 本部は、5月10日、第10回執行委員会を開催し、幕張車両センター構内で起きた脱線事故について、放置され続けてきた構内作業の安全対策の実施を求め、事故責任を当該の運転士ひとりに転嫁する不当処分が強行された場合には、ストライキも辞さない闘争体制を確立することを決定した。

16日、緊急抗議行動へ!
―18時、千葉市民会館に結集を

 幕張構内事故をふまえた構内の安全対策に関する千葉支社との団体交渉が5月16日14時から開かれる。われわれはこの場で、構内作業の安全対策の抜本的な強化をつよく求める。また、当該の仲間ひとりに責任を転嫁することをもって処理しようとするJR東日本のやり方を怒りを込めて弾劾する。それは安全対策の不備を隠し、再び同様の事故を招く行為に他ならない。
 またわれわれは、この日を、運転保安確立、不当処分粉砕に向けた緊急の総行動日とすることを決定した。18時、千葉市民会館に総結集を。千葉駅街宣・千葉支社抗議行動に結集を!

あすは我が身だ!

 事故-処分-事故-処分 ……ということが何万遍となく繰り返され、現場の労働者が苦しみ続けたその背後では、安全を守るために必要な要員やメンテナンスコストの徹底した削減が続けられた。構内業務はその典型であった。ATSの設置等の安全対策は忘れ去られたかのように放置され続けたまま、かつての半分以下まで要員削減が強行されたのだ。第2の尼崎事故を許さないためにも、もうこれ以上こんなことを続けさせてはならない。

安全対策の放置、激しい合理化こそ原因

 また執行委員会では、この間の事故対策会議や現場での討議をふまえ、幕張構内での脱線事故の原因は、次の点にあることを確認した。

1.現場から要求し続けてきたATS等の安全対策の放置。

2.やはり現場で問題視され続けていた事故発生箇所のつり込まれ対策の放置。

3.業務融合化や入換合図の継続表示の省略等による激しい合理化攻撃によって、作業ダイヤどおり、基本どおりの作業が日常的にできなくなっている現実のなかでひとつ間違えば、危険と背中合わせの業務が強制されていること。

4.こうした状況のなかで業務を回すために、本来管理者が行なうべき指示業務まで現場にまる投げするという無責任体制がとられていること(管理者では仕事が回せない)。

5.「基本動作」とか「指差喚呼」が、安全責任を個人におしつける道具となっている現状。

6.こうしたなかで、JR東日本は、構内業務の全面的な外注化を逐次進めていること(外注化の対象業務には、 なおさらのこと安全対策のコストなどかけようとしなくなることは明らかだ!)。

当面する行動方針を決定

 そして、当面次の方針の下に総決起体制をつくりあげることを確認した。

1.5月18日に緊急支部代表者会議を開催する。─全支部での闘争体制の確立。

2.前述16日の緊急抗議行動を中心として連続的な抗議行動を展開する。

3.幕張(当該)支部における安全作業行動の徹底と団結強化に向けた取り組みの強化。

4.不当処分の動向が明らかになった場合は直ちに緊急執行委員会を開催し闘争方針を決定する。

5.安全運転闘争への不当処分撤回、幕張構内事故への処分策動粉砕に向けて、全国的な署名運動を展開する。

6.処分発令が強行された場合は、直ちに緊急抗議集会を開催する。

仲間を守りぬこう!

 われわれの反合・運転保安闘争の原点は、72年の船橋事故闘争に遡る。そこで問われた課題は、当局の攻撃や社会の非難が集中する状況のなかで、事故を起こした仲間を全組合員の力で守りぬくことができるか否かであった。あすは我が身だと誰もが思っている。そのときにこそ本物か、偽物か、労働組合の根本が問われる。不当処分を許すな!闘いたちあがろう。

▼事故責任の転嫁粉砕!
▼あすは我が身!不当処分を許すな!
▼反合・運転保安確立!
緊急抗議行動
5月16日  18時
千葉市民会館に結集を!
◆同日14時からは、構内の抜本的な安全対策を求め支社交渉。注目を!
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る