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ストの熱気あふれた3・16動労千葉総決起集会!
06春闘第2波−3・16〜18スト貫徹へ!

 3月10日からの安全運転行動、そして3月13日幕張支部の第1波半日ストに引き続いて、動労千葉は第2波ストに起ちあがった。3月16日当日18時から千葉市民会館小ホールで開催された動労千葉スト貫徹総決起集会は、まさしく熱気あふれるものとなった。

檄布−闘いあるから安全あり!

 スト突入集会は、冒頭、本部・田中委員長が登壇し、06春闘決戦の現状と展望についてあいさつを行なった(要旨別掲)
家族会からの檄布が田中委員長に渡され、続いて、春闘交渉では旅客からは、基地問題、安全を保つために余裕ある運転時分の確保、幕張の要員削減問題などの交渉報告、そしてベア実質600円について再回答を求めていくこと。貨物からは、6年間のベア・ゼロ−夏季・年末手当の格差などから大幅賃上げが求められること、要員問題の深刻化、レール問題についても各旅客会社に改善を求めることを強く訴えてきたことの報告がされた。

安全運転闘争が1047名闘争−日本労働運動を牽引している!

 支援・連帯のあいさつでは、「20年前動労千葉の2波のストを見たことが闘いの原点であり、その精神を全国に広めていきたい」と訴えた動労水戸・国分委員長、「闘わなければ安全は守れない!労働者の未来のために力の限り激励してもらいたい」と、三里塚芝山連合空港反対同盟・北原事務局長が労農連帯の絆の強さを示した。動労千葉を支援する会・山本事務局長からは、街頭宣伝での手応えが話され、「日の丸・君が代」被処分者の会の方から、「闘わなければ仲間だけでなく子供たちを戦場に送ってしまう」と、処分をはねのけて不起立を貫いていることが報告された。また米・運輸労働者連帯委員会と港合同から連帯のメッセージが来ていることが紹介された。

団結と組織拡大が闘争の柱だ!

 続いて長田書記長の基調−春闘情勢、改憲攻撃、1047名闘争の現状と展望が示され、運転保安闘争の2つの視点と、団結と組織拡大が動労千葉の柱であることが提起された。
 そして「1047名闘争が勝利すれば世の中が変わる」、4・4集会は日比谷野音を満杯にするだろうと、当該の高石執行委員が表明した。
 集会の最後に、各支部代表が登壇して、闘争貫徹に向けた報告と決意が満場を熱くさせた。まさに動労千葉結成以来の理念である反合・運転保安闘争は、労働者にとって時代の波に合ってきたことを実感する。3月18日までのストライキ−安全運転闘争が、戦争と民営化攻撃を打破していく労働者の道標となる。「闘いなくして安全なし」この不変のスローガンを前面に押し出して闘い抜こう!

一番困難な時に闘争を行なう組合員の労働者魂を再確認した!

本部・田中委員長あいさつ要旨
 3月10日から安全運転闘争に入った。のべ700名の組合員が現認体制を乗り越え闘い抜き、幕張支部40名が第1波ストを貫徹した。明後日までの3日間の闘争で470名がストに突入する。改めて、困難な闘争を行なう組合員の労働者魂を再確認した。労働者は社会の主人公であることを労働者自身が知りえていない。労組の幹部すら忘れてしまっている。だからこそ原点の原点を確認したい。尼崎事故107名の乗員・乗客の命が奪われた現実、伯備線でも3名の命が奪われた。安全運転闘争は動労千葉が労働組合であるための闘争であり、鉄道で働き続ける闘争だ。分割・民営化の矛盾が爆発している。これは個々に起きている現象ではない。
今の東労組が、10万人首切りの先兵となってから資本の暴走がはじまった。安全を守るということを言える労組は動労千葉しかいなくなった。困難を突いて闘うから多くの労働者の共感を得る。何本かしかないNEXの53分運転−なぜこれをやめられないのか?枕木、線路がボロボロの状態の中でだ。こういう体制を問題にする。これが核心だ。5世帯に1世帯が年収200万円、13万世帯が給食費・教材の補助を受けないと払えない。30万人国民年金が払えない。国民投票法案−自治労100万人が起ちあがれば阻止できる。沖縄の安保県民大会には3万5千人が結集した。ひとつ火が付けばゼネストになっている。現場のひとりひとりの労働者の声で打ち破られつつある。ダイ改をもって車掌117名の仕事がなくなる。韓国では同じ労働者が、「物を売るために乗務しているのではない。安全を守るために乗務している」とストライキに入っている。幕張縮小攻撃−217系は千葉の主力車種だ。鎌倉への移管は、いざと言うときの出動体制がない。なぜ声をあげないのか?時代は間違いなく変わろうとしている。このことを信じ最後までストを貫徹してもらいたい。
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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