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ブレーキ圧が抜ける列車をそのまま運行!JRの安全意識はどうなってるんだ!
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2月8日〜9日のブレーキ圧が抜ける
車両の運用状況 |
JRの安全意識は一体どうなっているのか。安全が崩壊したとしかいいようのない事態が発生した。
2月8日、457Mが総武本線松岸駅停車後(17時54分)、ブレーキ圧を上げようとしたところブレーキシリンダー(BC)圧力がゼロまで減少するという事態が発生した。しかし指令は、運転士から報告を受けていながら銚子での検査手配も行わず、7分後には折返し運転を行った。さらに千葉駅でも検査手配を行わず運用入出区後、19時55分に列車を発車させたのだ。
そして、473Mが久住に停車後(21時26分)、ブレーキを昇圧したところまたもBC圧力が抜けてゼロまで減少するという事態が発生した。しかも久住は成田方に下り勾配になっているために列車が流転してしまい、非常ブレーキでようやく列車を止めるという状況だった。
しかし、ここでも指令からの指示は、運転士にブレーキ扱いを行わせ、BC圧力が上昇することが確認できた段階で列車を発車させてしまったのだ。発車後、約1時間、58qもの距離をいつBC圧力が抜けるかも分からない列車が運用されたのだ。
銚子駅到着後、運転士が銚子運転区管理者に報告したにもかかわらず、ここでも検査手配は一切行われなかった。結局、区の管理者がブレーキ試験を行っただけで故障箇所は確認できず、翌日も千葉まで運行し、到着した段階でようやく列車の運用を中止し、幕張車両センターに回送手配を行ったという状況だ。
列車にとって最大の問題は、走行している列車をいかに止めのかということだ。列車を止める最も重要な装置であるブレーキが故障しているにもかかわらず運用を行ったこと自体、極めて重大な問題だ。しかも派出検査があるにもかかわらず手配も行なっていない。管理者がブレーキ試験を行ったが、車両の専門家でもない者がどのように故障を判断したというのか。事故を起こせと言っているのと同じだ。
幕張からの報告では、B1直通電磁弁の端子が緩んでいたが、走行中はたまたま回路が構成されていたが、いつ、どこの段階で回路が切れてもおかしくない状態で、ブレーキを扱ってもBC圧力が上がらなくなる可能性もあったというのだ。極めて危険な事態だ。この事態を危険とも思わないJRの体質そのものが重大な問題だということだ。
動労千葉の安全要求に基づき、抜本的安全対策を講じろ!スピードアップを止めろ!、NEX130q/h運転は危険だ!
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06春闘勝利!安全運転闘争ースト貫徹!
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日 時 3月16日 (木) 18時から
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