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年月 日 No. |
安全運転闘争(3・ 10〜)から
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春闘決戦段階の闘いの配置について 1. 3月16日〜18日に、旅客関係の全組合員を対象としたストライキを配置し、要求の解決を求める。 ◎ 安全運転闘争の具体的戦術について |
尼崎事故、羽越線事故、伯備線事故、そして相次ぐレール破断等々、様々な現象として現れている「安全の崩壊」は、個別の問題ではなく分割・民営化以来20年間蓄積されてきた矛盾(スピードアップ、コスト削減、大合理化と要員削減、規制緩和、熟練労働者の排除、現場に依拠した運行システムの否定等)が爆発的に噴出してきたことをあらわしている。
とくに重大な問題は、無謀なスピードアップが強行され続けてきたことだ。とくにNEXは、東京〜成田空港間を53分で運転するために130q/hまで速度を上げ、定速スイッチを入れて速度を維持しなければ定時で入らないというダイヤが強制されているのだ。その間には信号を喚呼し、標識を確認し、曲線では速度を制限し、さらに速度を上げなければならないのだ。
そしてもう一方では、業務の全面的な外注化により保線・電気・信通、検修、駅にいたるまで、現場で的確に判断する労働者が次々に居なくなるという状況だ。これでどうやってまともに列車の安全を守れというのだ。
そして何よりも最も危機的なことは、JR総連・東労組、国労本部にいたるまで、動労千葉以外は全てJRに屈服しているということだ。尼崎事故で107名、羽越線事故で5名、伯備線事故で3名、この1年でこれだけの労働者がJRによって殺されているのに、JRに対して抗議の声すら上げない現状だ。
こうした状況の中で、「闘いなくして安全なし」を実践するには、労働組合の闘いによって資本に「安全の確立」を強制する以外にないということだ。
動労千葉は、06春闘において、あらためて反合・運転保安確立を最大の獲得課題として全力で闘うことを決定した。
全ての組合員は、3・16〜18スト、安全運転闘争貫徹に向けた闘争体制の確立に向けて、全力で闘いぬこう!
JR総連・東労組を解体し、組織強化・拡大に向けてあらゆる取り組みを強化しよう!
3・16スト貫徹動労千葉総決起集会へ結集を 3月16日(木)18時から 千葉市民会館・地下小ホール |
06春闘スローガン
@ 06春闘勝利、大幅賃上げ獲得−賃金制度改悪阻止 定年延長と65歳まで働ける労働条件確立!
A 改憲と民営化−労組破壊の大攻撃に立ち向かい、全 ての労働者の戦闘で闘おう!
B 1047名解雇撤回・原職復帰に向け、1047名の共同闘 争を発展させよう!
C 闘いなくして安全なし!二度と尼崎・羽越線事故を 許すな!全組合員の力で反合・運転保安闘争を復権 させ、JR体制を打倒しよう!
D 士職登用差別・強制配転粉砕、一切の不当労働行為 根絶へ、反転攻勢の第二ラウンドに起ち上がろう!
E 一人ひとりが活動家となり、動労千葉の未来をかけて組織拡大を実現しよう!
06春闘要求
@ 38,000円の賃上げ獲得、賃金制度改悪阻止!
A JR貨物における「生活改善一時金」30万円(55歳 以上は40万円)の獲得!
B 定年延長の実現と、65歳まで働ける労働条件確立! 55歳以降の賃金減額制度撤廃!
C 第2基本給制度の廃止!
D 差別なき基準昇進制度の確立!
E 諸手当の改善!