総武快速線(下り)29q6〜700に注意を!
危険な状態だ
レール側面が削れ、踏面もボロボロ。脱線の危険性は?
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写真ではよく判らないかも知れないが、実際に見ると誰でもぞっとする状態だ。写真の左下の方を見てほしい。
フランジによってレールの側面に段差ができるほど削られている(下図参照)これ以上削れると尼崎事故のように列車が空中に飛び出す危険性が出てくる |
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しかも踏面は無数の剥離傷でボロボロ状態だ
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6月7日深夜から早朝にかけての工事で、総武快速線・津田沼〜幕張間の一部(250m)については、レール交換が終了した。また組合は、残るレール損傷箇所も、順次交換工事を行うことを確認した。
だが、千葉支社が「いつレール交換ができるか、現在計画を策定中」とした総武快速線(下り)・幕張本郷駅付近について、昨日、組合で線路状態を再確認したところ、事態は極めて深刻であることがわかった。
レール内側が削られている
キロ程は29q600〜700付近(幕張本郷駅陸橋の千葉方・第一閉そく信号機付近)である。踏面に無数の剥離傷があるだけではない。ここは緩曲線になっているが、レールの内側が、車輪のフランジによって、図のように大きく削りとられている。車輪がカーブの外側に向けて、激しくレールに叩きつけられている状態だ。
磨耗は急速に進行した!
ここは、組合でもずっと確認し続け、レール締結ボルトの脱落や緩みなどを補修させてきたところだが、少なくとも数ヵ月前まではこれほどひどい状態ではなかった。レールの磨耗は急速に進行したものと思われる。
レール内側の激しい磨耗といい、踏面の無数の損傷といい、多くのボルト緩みや脱落といい、何か異常な力がかかっているとしか考えられない。
非常に危険な状態だ!
制限速度も105q/hと、極めて高い区間である。このままではせり上がり脱線等の可能性もあると思われる。非常に危険な状態だ。
幕張入区時に、間近に確認できるので、ぜひ自分の目で確認してほしい。場所は、交検庫の千葉方から本庁舎に向う辺りだ。
改めて緊急に申し入れ
われわれは、総武快速線のレール交換計画について確認し、6月7日の工事を受けて、津田沼〜幕張間の安全運転行動については集約することを決定したが、現実は未だこの状態である。
われわれは、昨日、改めてこの箇所を調査し、直ちに対策をとるよう緊急の申し入れを行った。早急にレール交換が必要だ。それまでの間、緊急の措置として徐行をかける必要がある。
何よりも、徹底した原因究明がされなければならない。
総武快速線(下り)29q6〜700に注意を!
組合を問わず、すべての運転士に緊急に訴える。総武快速線(下り)、29q600〜700付近(幕張本郷駅陸橋の千葉方・第1閉そく信号機付近)について絶対に無理な速度で運転しないでほしい! 尼崎事故を忘れるな!
明日はわが身だ。
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