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No.

非常事態だ!
運転保安確立めざし、05春闘へ

相次いで3件!

 「非常事態」としか言いようがない。
「日刊」でも報告したとおり、2月13日に総武快速線津田沼〜稲毛間でまたレールが破断し、30o開口するという事故が発生したが、それだけでなく、わずかの間に相次いで次のような事態が起きている。

▼2月13日
総武快速線 津田沼〜稲毛間

状況 28q980m付近でレールが破断。開口約30o。レール踏面もシェリング傷やきしみ割れが続いておりボロボロの状態だった。

▼2月27日
鹿島神宮〜スタジアム間

状況 16q262m付近でレールが破断。約40oも開口していた。

▼3月3日
成田線 滑河駅

状況 継目ボルト2本が折損・脱落し、線路の遊間が32o開口。関連会社への出向者が帰宅途中に線路の開口を発見したため列車遅延はなかった。


2/13総武線快速線の折れたレールの断面

 このままでは間違いなく重大事故が起きる。動労千葉は、原因の徹底した究明や抜本的な安全対策の実施を要求しているが、もはや一刻の猶予も許されない状況だ。
 こんなことはこれまでなかったことだ。昨年も同様の事態が相次いで発生したが、JR東日本は未だその原因を明らかにしていない。そしてまた再び会社は総点検をしたというが、「全く想定されていない」というレール破断が後を断たないのだ。
 原因もわからず、検測車等による探傷でも発見できず、しかし現実にはレール破断が次々発生するという現状は、事態の危機的性格を示している。
 2001年末に保線業務の丸投げ的な外注化が強行されたことが、こうした現実を招いたことも間違いない。

われわれは求める

 われわれは次のことを強く要求する。

1. 総力を結集して徹底した原因究明を行なうこと。
2. ベテランの保線労働者によ る管内全線区の徹底した総点 検を行ない、その結果を明らかにすること。
3. シェリング傷やきしみ割れの認められる全箇所についてレール交換を行なうこと。 
4. 前記の対策が終了するまでの間列車の最高速度を制限すること。
5. 保線・電力・信通等の業務について直営を中心とした執行体制に戻すこと。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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