8・9DC会館18時
緊急千葉支社抗議行動へ
こんなことが許されていいのか!
前代未聞の事態!
木更津支区への要員補充をめぐってとんでもないことが起きている。
7月1日付で士職の欠員補充のために2名の平成採者の異動(千葉転から木更津支区)が発令されたが、千葉支社は、東労組と結託して、一旦発令した人事をわずか1ヵ月で覆し、1名を京葉運輸区に再配転してしまったのである。
一時期は、2名とも再配転し、木更津支区から引き上げてしまおうという動きすらあった。そのために、始まっていたハンドル訓練を突然中止し、本人の意志すら無視して「日勤」に下ろしてしまうということまでやったのである。
一体これは何なのか。こんなことは、企業として根幹を自らくつがえしてしまうに等しいことだ。絶対にしてはならないことである。それをあえて強行したのだ。
結託体制の矛盾!
事実経過は次のとおりであった。異動になった2名のうち1名は、赴任して二日職場にでた後、年休で休みはじめてしまった。理由は会社によれば「体調不良」ということだが、本人は会社や東労組からよってたかって、「木更津支区は動労千葉だけの職場だが、絶対に動労千葉には入るな」「ずっと木更津に置いておく気はない。指令に上げたり、指導員にしたり、昇進させる予定だから動労千葉には入るな」と、徹底的なプレッシャーをかけられて悩み、職場に出る気を無くしてしまったのである。「動労千葉に入ったらお前の未来はないぞ」と脅かしているに等しいやり方だ。まさに卑劣としか言いようがない。まさに革マル結託体制の矛盾が噴きだしているのだ。
なぜこんなことが
彼らは日々職場で、会社と東労組が結託して、昇進や配転等をめぐって、動労千葉の組合員に対する徹底した差別が行なわれている現実を見せつけられている。こうした現実のなかで、将来も含めてがんじがらめにするようなプレッシャーをかけられて、新たな職場に異動するようなことをしたら、その人間がどれほど悩むのかは、誰でもわかることだ。にも係わらず会社と東労組は、権力を傘にそれをやったのだ。
例えば赴任した初日。ヨビ勤務でいた運転士が「昼飯どうするんだ?一緒に食いにいくか」と声をかけていたところ、血相をかえて区長や助役が来て「昼食は私たちが連れていく!」……。こんな雰囲気が職場の状況であった。初めての職場に異動したわけで、「仕事を覚え、運転士の顔や名前を覚えて早く職場に馴染んでほしい」というのが本来の指導ではないのか。
そして冒頭述べたように、もう一人のハンドル訓練も突然中止し、2人とも木更津から引き上げてしまおうというところまで行き着いたのである。会社の主張は、もう一人も「体調不良」であった。だがこれは全くのウソであった。本人はハンドル訓練に戻してほしいと言っていたのだ。
闘争体制を指令!
動労千葉はこれに強く抗議した。そして再びいついかなるときでも、全面的な非協力闘争、ストに突入できる準備体制の確立を指令した。
2月、畑木さんの配転や木更津の要員補充をめぐって何故あれだけの闘争になったのか。それは一切を組合所属による差別政策をもって強行しようとしたからだ。この再配転は、それをまた振り出しに戻そうということに他ならない。しかも、異動発令直後に、理由にもならない理由で再異動するなどということをやるならば、畑木さんの配転は一体何だったのか。年休をとって「体調不良」だと言えばすぐ千葉転に戻したとでも言うのか。千葉支社はこれからも同じことをやるのか。こんなデタラメがまかり通っていいはずはない。
更にこんな事まで
しかも事はそれでは納まらなかった。今度は、習志野運輸区の構内助役を、木更津支区の「指導」に発令したのだ。さらには、木更津支区の組織体制まで変更し、「幕張電車区木更津支区」から「千葉運転区木更津支区」に組織変更するという提案までなされている。また職場では、引き上げてしまった運転士の穴には指導員を運転士として異動するという噂までのぼっている。
二名の欠員補充をめぐって事態は次々にエスカレートし、ついにここまで行き着いたのだ。まさに理屈も道理も一切関係なく「何でもあり」としか言い様のない現実である。
要するに平成採の動労千葉加入を阻止するためには、どんなメチャクチャなことであろうと後先関係なく強行するという会社と東労組の姿勢を鮮明に示したのが今回の事態だ。
今こそ怒りの声を
だが一方でこれは、東労組と結託体制の危機と矛盾を示している。東労組は、一ヶ所でも穴が開いたら堤防が決壊しかねない危機に直面して会社にすがりつき、この危機を会社が必死で救っているという構図だ。
われわれはこんなことを断じて許さない。今こそ、怒りの声を!そして組織拡大を実現しよう。
|