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JR貨物会社による5年連続の

ベアゼロ回答弾劾

JR貨物労組の裏切りを絶対に許すな!

 JR貨物は、3月29日、4月1日以降の新賃金について、組合側の要求を一切無視して「ベアゼロ」回答を強行してきた。
 しかも貨物労組は、提案を受けたその場で妥結するという到底許し難い裏切りを行った。もはや労働組合の名を名乗ることは絶対に認められない。
 われわれは、この5年連続の回答に対して満腔の怒りで弾劾するものである。
 しかも貨物会社においては、平均賃金が前年を下回るという状況で、賃下げがすでに始めているということだ。こうした中でベアゼロが強行されるということは、 労働者に「死ね」と言っていることと同じだ。
 われわれは、この回答を許さず、再回答を求めるものである。JR貨物は組合要求に基づき再回答を行え。
 すでに怒りは頂点に達している。この怒りで分割・民営化体制粉砕ーJR貨物労組を解体しよう。

3・29総決起集会に200名が結集

 JR貨物がベアゼロ回答を強行しようとしている状況の中で動労千葉は、3月29日、14時から、労働者福祉センターにおいて、「04春闘勝利!ベアゼロ回答打破!新賃金制度導入阻止!動労千葉総決起集会」を開催した。集会には、ストライキに突入した貨物の地上勤務者及び、旅客の検修の仲間たちを先頭に全支部の組合員、動労千葉を支援する会会員等200名が結集し、50日間にわたる闘いの成果を確認するとともに、ベアゼロ回答打破に向けた新たな闘いに総決起することを確認した。
 集会は、君塚副委員長の開会で始まり、外山執行委員の司会で進められた。冒頭あいさつに立った田中委員長は、04春闘第3波ストの持っている位置と、50日間にわたる今回の闘いの成果の大きさを訴えるとともに、東日本のベアゼロ回答に対して東労組革マルが即妥結し、しかも「経費節減、効率化に労使で取り組む」との議事録まで確認し、革マルだけは切り捨てないでくれと泣訴している事実を明らかにし、徹底的に弾劾し、JR総連解体に全力を挙げることを訴えた。(要旨別掲)
 続いて来賓として、ス労自主・山川書記長、闘う国労の仲間、都政を革新する会・新城杉並区議、動労千葉を支援する会・山本事務局長があいさつを行った。とくに山本さんからは、マケドニア共和国の独立機関士労組から動労千葉ストの勝利に対する祝意を表した連帯のメッセージが寄せられていることが明らかにされると会場からは万雷の拍手がわき上がった。
 貨物協議会からは清水事務長が奥田路線に基づく攻撃として現在のベアゼロ=賃下げ攻撃が行われていることなどが明らかにされた。
 そして中村書記長の基調提起では、この間の04春闘の闘いの位置を改めて確認するとともに、
今国会で有事関連7法案の成立や年金法改悪、労組法改悪、共謀罪新設などが狙われている状況の中で、4月中の連続的な闘いに立ち上がることなどが訴えられた。
 各支部の決意表明では、ベアゼロ打破に向けて新小岩・千葉機両支部代表が発言し、旅客では幕張・京葉・木更津の各支部代表がストを貫徹するとの決意を明らかにした。
 そして最後に、「04春闘に勝利するぞ!貨物のベアゼロ回答を打破するぞ!JR総連の裏切り弾劾!」のシュプレヒコールを力強くたたきつけ、繁沢副委員長の団結ガンバロー三唱で動労千葉総決起集会を終了した。

田中委員長あいさつ(要旨)

 本日の04春闘第3波ストには、貨物・旅客の仲間がスクラムを組んでストに突入している。とくに、5年連続のベアゼロ攻撃を狙われる中でベアゼロに対する怒りが爆発し、貨物両支部が先頭になって闘いぬいている。
 今回の春闘においては、2月10日の畑木さんの配転阻止から始まって、3月12日〜14日の第2波スト、そして今日の第3波ストまで50日間闘いを全組合員がやりぬき、動労千葉の力をフルに発揮した。
 04春闘の中間総括として、第1に、JR結託体制が崩壊に直面する中で分割・民営化後初めて風穴を開ける大きな成果をかちとった。正しい方針の下で闘い、団結することで勝利できるということを、動労千葉の今回の闘いが示した。第2に、この成果に対する反動が必死の状況の中で、JRが抱える革マル問題、安全問題、そして要員問題というこの3つの矛盾をつきまくっていけば勝利することができることを示し、今回はやりきった。そしてこの成果は3・20におけるイラク反戦闘争へとつながった。そして、残された課題は組織拡大だ。今が絶好のチャンスだ。各支部で取り組みを強化しよう。
 今回の闘争の成果をさらに発展させるために、4月以降の闘いに全組合員が総決起することを最後に訴える。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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