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3・29 04春闘第3派闘争へ

ベアゼロ回答打破!新賃金制度導入絶対阻止!
スト貫徹動労千葉総決起集会/14時〜労働者福祉センター

再回答を拒否 東日本

 JR東日本はこの3月の決算で、過去最高の利益を見込んでいる。それにも係わらずベアゼロ回答を強行した。動労総連合は、翌日、再回答要求を提出したが、23日付で再回答拒否の文書回答を行なってきた。断じて許すことはできない。
 日本経団連会長・奥田の号令のもとに、労働者に全面的な賃下げ攻撃が襲いかかろうとしている。「小さな幸せが今も存在し、未来永劫続くなどと考えている者は異星人だ」というのだ。JRも奥田路線をいいことに、徹底した賃金抑制攻撃を強行しているのだ。

東労組の裏切り!

 だが、問題は労働組合のあり方だ。
東労組は、例年より一週間も早いゼロ回答を受けて、その席上早々と裏切り妥結した。抵抗する素振りすら見せず、会社と一体となってゼロ回答を労働者に強制したのである。
 しかも、ベアゼロ回答よりもっと悪い「議事録確認」まで締結している。

 今後も引き続きこのような良好な労使関係を一段と質の高いものとしつつ、増収・経費節減努力や効率化の実施に労使で取り組んでいく……

というのだ。経費節減とは人件費=賃金削減ということだ。効率化=どんな合理化も労使一体で進めるというのだ。まさに奴隷の誓いのような議事録確認だ。

議事録確認の目的

 この議事録確認の本当の目的は前段の部分にある。「今後も引き続きこのような良好な労使関係を一段と質の高いものとしつつ」という一文を盛り込みたかったということだ。つまり「革マルを切り捨てないでくれ、そのためにはどんなことでも会社の言うとおり協力する」ということだ。組合員をだまし、組合員を犠牲にしてでも、革マルと会社の汚い癒着関係だけは何があっても守りたいというための議事録確認だ。こんな卑劣な奴らを許すことはできない。

定昇解体攻撃貨物

 ベアゼロ回答を許したら、それに続くのは定期昇給制度−年功制賃金の解体=文字通りの賃下げ攻撃だ。
 JR貨物は「賃金制度の白紙的見直し」を公言し、その具体案を策定しつつある。奥田は04春闘にあたって、「定昇廃止・ベースダウン」を主張したが、これはまさに定期昇給制度の廃止を意味する。これまでも貨物に働く労働者には、徹底した賃下げ攻撃がかけられてきたが、今度は賃金制度そのものを解体して全面的な賃下げ攻撃を強行しようというのである。昇給は会社のさじ加減ひとつでどのようにでもできるものとなり、賃金は40歳代半ばにして下がり始める賃金制度が画策されている。断じて許すことはできない。
 東日本でも来年度の経営計画には、「人事・賃金制度の検討」が明記されている。労働組合の存在意味そのものが問われている。全力で3・29春闘第三波闘争に起ちあがろう。

賃下げの激しい進行

 17日の大手集中回答は、日産を除き全てがベアゼロ回答であった。一時金もごく一部を除いて大多数はこれまで最低レベルでしかない。新聞報道はほとんどウソだ。とくに電気では定昇解体が激しく進んでいる。電気大手で定昇制度が残ったのはシャープだけである。史上空前の利益をあげたトヨタや日産も定昇廃止を決定した。
 労働組合がベア−賃上げ要求すら放棄して全面屈服した結果、激しい賃下げ攻撃が進もうとしている。また、ぼう大な労働者の非正規雇用化が進んでいる。こんな現状に黙っていたら大変なことになる。年金も社会保障制度もすべてが崩壊するということだ。
 われわれは、2月の長期非協力闘争、3・12〜14ストが切り開いた大きな地平にふまえ、04春闘第三波闘争に起ちあがる。全力で3・29へ!

ベアゼロ回答打破!新賃金制度導入阻止!第三波スト貫徹!
3・29集会へ

▼3月29日 14時
▼千葉県労働者福祉センター

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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