緊急!総決起集会に結集を
2月9日18時/DC会館→支社抗議闘争
2月2日、支社は木更津支区の欠員補充で、予科生の士職登用を拒否し、千葉運転区・畑木さんに配転の事前通知を強行
断じて許せない!
2月2日、千葉支社は、千葉運転区所属の畑木武さんに、木更津支区への配転の事前通知を強行した。
木更津支区には、運転士の資格をもちながら、国鉄分割・民営化以来の断じて許すことのできない不当差別によって、入社以来20年以上がたつ今も士職登用を拒否され続けている仲間が居る。木更津支区では、この1月末に予測できない状況のなかで突然士職に欠員が生じたが、それでもなお、同じ職場にいる予科生の仲間の士職登用を拒否して畑木さんの強制配転に及んだのだ。何の道理もない不当配転だ。
定年まで1年余り
畑木さんは来年7月に定年退職を
前にしている。定年を目前にしてこんな前代未聞のやり方を強行するなど、断じて許すことができない。様々な配転のたびに「高齢者は除く」と言ってきたのは一体何だったのか。
本人は現在、千葉・天台の社宅住まいで、茨城県・麻生町の出身だ。定年まで1年余りとなって、家を建てようということも考えていたという。それを通勤もできないような職場に配転したのである。動労千葉潰しを目的とした不当な労務政策を貫徹するためには、鉄道で40年間もの間汗水たらして勤めてきた者にこんな仕打ちをして恥じないのが今のJR東日本のやり方だ。
「ひとりは万人のために、万人はひとりのために」・─・これが、絶対に譲ることのできないわれわれの理念であり信条だ。われわれは、この不当配転に断固として闘いを宣言する。
士職登用を拒否!
しかも、この不当配転は畑木さんひとりの問題ではない。
木更津支区で働いていた仲間が亡くなるという思いもよらない不幸によって、士職に欠員が生じたのが1月22日であった。通夜−告別式も終わり、われわれは、このようなことになった以上、予科生の仲間を直ちに士職に発令するよう強く求めた。
ところが千葉支社は、「車掌を経験させなければ士職には発令しない」という理由でそれを拒否し、冒頭述べたような強制配転に及んだのだ。
「車掌経験」などという言うこと自体、二重三重に許すことができない。
例え現在のJRの昇進経路がどうあろうと、予科生は国鉄時代に何年もの教育や訓練を経て、運転士資格を取っている仲間たちだ。それを動労千葉の組合員だというだけの卑劣な差別で登用しなかったのは会社自身に他ならない。JRになって多数の平成採用者を士職に発令しながら、予科の仲間たちを塩漬けにし続けるという不当労働行為を永々と続けたのも会社だ。それが今になって「車掌経験」など、自体盗人猛々しいというしかない。
動労千葉への宣戦布告に等しい配転
今回の配転に示されたのは何よりも、われわれがこの20年近くにわたって、切実な要求として解決を求め続けている強制配転者の原職復帰、予科生の士職登用など、一切解決する気はないという千葉支社の意志である。だからわれわれは、今回の事前通知を一個人の問題だとは断じて考えない。千葉支社は、20年来の切実な要求を踏みにじることで、動労千葉との「全面戦争」も辞さないと宣言したということだ。
さらに木更津支区では、今回の欠員補充のみならず、今年11月に1名、来年10月に1名の定年退職者おり、今回事前通知を受けた畑木さんも来年7月には定年を迎える。
つまり、この配転に黙っていたら、内燃車の免許を持つ者なら、誰でも配転の対象になるということだ。
要員問題の矛盾が爆発的に噴出する
しかも、木更津支区の欠員問題という形で表れた今回の問題は、本質的には「大量退職」に伴う要員問題の矛盾が爆発的に吹き出す過程がいよいよ本格的に始まったことを意味している。例えば幕張電車区では、この3年間のうちに50名以上が定年退職となるのである。業務そのものが維持できなくなるということだ。にも係わらず、動労千葉に対する不当な労務政策だけは絶対に変えないというのだ。
だからこそわれわれは、今回の配転を動労千葉の死活のかかった問題ととらえて、断固として闘いに突入する決意である。
全支部で直ちに闘争体制を確立しよう。2・9総決起集会に全力で結集しよう。
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