闘争宣言発した1・10団結旗開き
目指せ日本労働運動の復権!
結成25周年−さらなる飛躍へ
二○○四年団結旗開きが、DC会館において一月一○日に開催され、組合員・家族・OB、動労千葉とともに運動を進める仲間達一五○名が結集し、昨年一年間に培ってきた、歴史の分岐点とも言うべき、われわれの予測を越えた成果をもって、時代に立ち向かう労働運動の現出に、うって一丸となって突き進む決意を示す熱気あふれるものとなった。
地球規模の労農連帯が戦争を阻止し真の平和をみちびきだす!
旗開きは、君塚副委員長の開会によりはじまり、冒頭、年頭のあいさつを田中委員長が行なった(要旨別掲)、続いて来賓として、三里塚芝山連合空港反対同盟・北原事務局長より、「成田空港の軍事利用は許さないことを掲げて闘ってきた。何としてもイラク派兵を行なう小泉内閣を打倒しなければならない。地球上の労働者が団結すれば戦争は防げる。そして労農連帯として、地球上の農民が団結すれば、真の平和が訪れる。三里塚は反戦の砦であり、闘い続ける」と労農連帯の固い絆が全体に明らかされた。続いて来賓として、動労千葉弁護団・葉山弁護士、東京東部労組・小野塚書記長、新社会党・浦田秀男船橋市議、そして動労千葉家族会・佐藤会長、OB会・白石会長、議員団より中江元船橋市議、水野勝浦市議、中村御宿町議より、熱い連帯のあいさつと、動労千葉の団結の素晴らしさが訴えられた。
轟きわたるインターナショナル労働者こそが社会の主人公!
鏡開きを、田中委員長と佐藤家族会会長が行い、会場せましと歓談と闘いの交流が実感された。そして旗開きの最後には、各支部代表として、旅客より千葉運転区・椿支部長、幕張支部・山田支部長、新小岩支部・佐藤支部長が登壇し、検修大再編攻撃の阻止、反合・運転保安闘争の強化、年功序列賃金の解体につながる成果賃金制度の導入阻止、そして組織強化拡大へ全力をあげて闘い抜くことが全体に表明された。
労働者の団結と闘いこそが歴史を変え時代を変える力を持つ!
本部・田中委員長あいさつ要旨
昨日、石破防衛庁長官による陸自への先遣隊派遣命令が行なわれた。人道支援と言われているが軍隊が出ていくということは戦争をすることの意味しかない。いま起きている現実をしかたのないこととして押しながしてしまうのか、立ち向かうのかによって全く変わったものとなる。われわれは労働者の団結を固めて立ち向かう。労働者の団結こそが戦争を止める。
結成二五年という節目の年、動労千葉に何が問われているのか、動労本部からの分離独立、分割・民営化との闘い、四○名解雇者を守り抜きJR体制下での動労千葉つぶしの差別選別との闘い、まさしく嵐の二五年間だったと断言できる。なぜ仲間を裏切らず進んでこられたのか、この誇りを再確認することが原点ではないかと思う。
昨年一年間の闘いはわれわれの予測を越えた前進を勝ちとった。生きる権利を奪い尽くす攻撃に対し、闘いぬかれた四日間のストが、インターネットにより紹介され、ILWU、韓国民主労総との国際連帯が実現した。ひとつのストが全く違うインパクトをもったのだ。敵の攻撃は新しい労働者の連帯を生み出す。その端緒を作り上げた。この時代の中で、闘いこそが労働者の権利と利益を守ることを実証した。しかしこの地平に甘んじることはできない。最後の一線を越えて戦争へと踏み出したイラク派兵、自民党は○五年には憲法改悪を俎上にのぼらせようとしている。
○四春闘を中心とする闘いの軸は、@、小泉反動政権と真正面から闘いを挑むことなくして一切の課題の解決はないということだ。A、○四春闘へ組織の総力をあげて立ち上がることだ。動労千葉は反合・運転保安春闘と位置づけて闘いたい。B、団結権、年金。生活防衛春闘として、こういう時代だからこそ、大幅賃上げ獲得を掲げて闘いたい。C、そして一切の課題を貫くものとして組織強化拡大を勝ちとりたい。結成二五周年を新しいステップとしていく。組合員ひとりひとりの力を結集して確信を固める一年間としたい。
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