home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

千葉支社 3月ダイ改を提案

総武快速、緩行線の大幅運転時間短縮狙う

  JR千葉支社は、来年3月のダイ改について、12月5日に概要提案、18日に要員提案を行ってきた。

総武緩行線では最大6分40秒の時間短縮

 今回のダイ改提案の最大の問題は、総武快速線及び総武緩行線における大幅な運転時間短縮が盛り込まれている点だ。総武快速線(千葉〜東京間)では、錦糸町〜東京間がATCからATSーPに変更されることにより、下り東京〜錦糸町間で40秒、錦糸町〜千葉間で30秒、計1分10秒、上り千葉〜錦糸町間で20秒、錦糸町〜東京間で20秒、計40秒の時間短縮を行うとしている。
 さらに、総武緩行線(千葉〜お茶の水間)では、新系列車両(209系、231系)に統一されたことを理由にして、現行朝夕のラッシュ時間帯をC速、昼間帯をB速としてきた考え方を、朝のラッシュ時間帯をC速、昼間帯をB速、夕ラッシュ時間帯をD速として、別表とおり、下りで最大1分30秒、上りでは最大6分40秒も運転時間を短縮しようというのだ。
 要員関係では、車掌について、臨時列車の見直しによる臨時要員▲1名、グリーン車の改札体制の見直しで▲4名、計▲5名の提案が行われた。
 営業関係では、本納、東金、安食、小林、木下の各駅に自動改札機を導入するとして、管理▲4名、一般▲7名とし、これに伴いプール助勤の変更を今後行うとの説明を行ってきた。

再び「東中野事故」の危機が迫っている

 このような運転時間の大幅な短縮は、分割・民営化直後の1988年に発生した「東中野事故」と同様の事故を引き起こす原因になりかねない重大な問題だと言わなければならない。
 動労千葉は、今回の提案に対してこのような大幅な時間短縮は運転保安上絶対に認められないこと、この間動労千葉が要求している職場要求に基づき行路交番の作成を行うこと等を改めて要求してきた。

 この他の主な提案内容は次のとおり。
◎空港特急「ウイングエクスプレス」の「成田エクスプレス」化と253系への置き換え。
◎夕時間帯のラッシュ緩和として20時台に武蔵野線1本、23時台に1本増発。
◎武蔵野線車両の運用を見直しによる昼間帯1往復の削減。
◎京葉線・東京〜新浦安間を中心にしての途中駅停車時分短縮する。
◎列車間隔の調整に伴う千葉〜成田間の1往復増発。
◎内房線、現行2124Mの始発駅を館山に変更することによる千葉駅到着時間の短縮。
◎現行2571M・2670M1往復の削減。
◎千葉駅及び蘇我駅での乗り継ぎ接続の拡大。

要員関係(車掌関係)
区 所 名
現 行
提 案
増 減
津田沼車掌区
251
246
▲5
千葉車掌区
232
235
+3
成田車掌区
124
121
▲3

 

要員関係(営業関係)
駅 名
職 制
現 行
提 案
増 減
本納駅
管理
一般


▲1
▲1
東金駅
管理
一般


±0
▲1
安食駅
管理
一般


▲1
▲2
小林駅
管理
一般


▲1
▲1
木下駅
管理
一般


▲1
▲2

 

運転時間短縮(総武快速線)
 
東京〜錦糸町間
錦糸町〜千葉間
東京〜千葉間計
下り(A線)
▲40秒
▲30秒
▲1分10秒
上り(B線)
▲20秒
▲20秒
▲40秒

 

運転時間短縮(総武緩行線) ※お茶の水〜千葉間
 
通常時(B速)
朝ラッシュ時(C速)
夕ラッシュ時(D速)
下り(A線)
▲40秒
▲6分00秒
▲1分30秒
上り(B線)
▲20秒
▲10秒
▲6分40秒

 

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る