貨物ベアゼロ回答弾劾
3・27〜30ストへ総決起しよう
4年連続のベアゼロを許すな
回答内容
◎定期昇給(4号俸)のみ実施
◎55歳以上は1000円加算
JR貨物は、3月25日03年度の新賃金について、またしてもベアゼロ回答を行なった。これでJR貨物のベアゼロは4年連続になる。われわれは、このベアゼロ回答を怒りをこめて弾劾する。回答内容は、定期昇給のみ実施するというものであり、55歳以上の社員(定昇がない)には「賃金改善措置」として、基本給に千円を加算するというもので、貨物で働く労働者の切実な要求に応えたものとは到底いえない内容だ。
賃金切り下げがつづ<JR貨物
JR貨物は、赤字決算が7期連続するなかで、徹底した賃金抑制を強行してきた。4年連続のベアゼロはもとより、期末手当を年間3箇月という超低額に引き下げたばかりではなく、さらに本年1月からは乗務員手当の引き下げまでも強行した。赤字脱却のためのコスト削減と称しながら、その実徹底した賃金切り下げを強制してきたのが、今日のJR貨物である。その結果他の旅客各社とは貸金水準に大きな格差が生じてしまっている。そして昨年度ようやく赤字決算から脱却したものの、賃金抑制の動きはより一層激しさを増している。
今春闘で定昇「削減」を狙う
今年の新賃金交渉で貨物会社は「ベアと定昇をセットで議論させてもらう」と称して、「定昇の削減」を真っ向から狙上に乗せてきた。「賃金規定で定昇は4号俸以内となっている。『以内』だから4号俸でなくてもかまわない」、このような主張をもって定昇削減を強行しようとした。ここには昨年の春闘で日貨労がベア要求をしなかったことが大きく影響している。ベア要求をしなければ、次は定昇の削りこみになるのは自明のことだ。これまで国鉄時代はもとより、JRになってからも定期昇給の4号俸自体が問題になることはなかった。会社も含めてだれでもが当たり前と考えていた定昇4号俸を、勝手に削減することなど許されるものではない。しかも貨物会社はニューチャレンジ別のなかで、「人事賃金制度の白紙的見直し」と称して、賃金制度を年功序列賃金から成果主義賃金への見直しを近いうちに行なうことを明らかにしている。一方で賃金制度の抜本的変更を打ち出しっつ、他方で現行賃金制度の一方的変更を行なうなど、とうてい認めることはできない。動労千葉は、定昇に手をつけるならば本線運転士にストを拡大することを決定し、こうした貨物会社のやり方と断固闘うことをあきらかにした。
ストライキで資本攻勢と対決を
今日、日本経団連の「開発途上国なみの賃金」という掛け声のもと資本攻勢が激化するなかで、もはや企業が赤字であろうが黒字であろうが、人疋昇見直しや賃金切り下げを強行するということがまかり通ろうとしている。こうした状況を打破するためにも3・27〜30春闘ストにたちあがろう
貨物ベアゼロ回答を弾劾するとともに、東日本のベアゼロを打破しよう。3・28労働者福祉センターでの動労千葉総決起集会、翌29日11時のJR貨物・東日本両本社前抗議行動、13時から開催される03春闘勝利!全国労働者総決起集会と渋谷デモに総結集しよう。
戦争と大失業攻撃が吹き荒れるなか、03春闘ストライキの闘いで春闘の復権をかちとろう。
東日本のベアゼロ回答を打破しよう
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